まあくのカンゲキノート VOL.32(雑誌「舞Land」より)

「秋の日の・・・」 
 10月になって早や4日。寒いのか暑いのか良くわからない日々が続く。半そでシャツにベスト、短パンにロングブーツ。夜の冷えに備え、半そで毛皮超ミニジャケト手持ち。という、陽気に合わせた、こちらもよくわからない格好で、「CHICAGO」のプレビュウ公演に行った。これまで来日したブロードウェイキャストで何度か観ているが、今回は初めての日本人版だ。  主演コンビの殺人犯ダンサー役は、ロキシーに米倉涼子さん、ヴェルマに和央ようかさん。そしてもう一人の主役、二人を無罪に導くやり手弁護士ビリーに、河村隆一くん。派手デカ女性二人に挟まれた、小柄な少年ビジュアル系隆一くんのビリーの姿って、どうなるんだろう???  あえて“くん”と呼ばせていただくお知り合い関係だけに、一番の心配が隆一くんだった。が、それがどうして、まだプレビュウだけに少し硬い感はあるが、さすがの歌唱だし、意外と隆一くんのビリーになっていた。去年の来日公演で観たビリーは、バックストリートボーイズの元メンバー、ケビン・リチャードソンだった。ビジュアルはぴったりだったが、何だか物足りないビリーだったのを覚えている。ちなみに最高に良く出来てた映画版、のビリーは、リチャード・ギア。ギアは好演だったが、実は監督が最初にオファーしたのは、J・トラボルタ。と思えば、へんに貫禄なんか求めないで、隆一ビリーもアリだったのだ。  舞台は、まだ全般に緊張感のぎくしゃく感が残る、のは仕方ないとして、日本人キャストには一番似合わない、セクシーこれでもか的衣装と振り付けの、ボブ・フォッシーテイストは(どんなに日本の皆さんのスタイルが良くなっていても)どうにも観ていて、イタい感がある。それに、いつも日本のスターシステム舞台を観て思うのだけど、ミュージカルって、やっぱ唄えて何ぼ、でしょう。歌えない方の配役だけは、もうもうやめてほしい。  ブロードウエイ公演で、ウテ・レンパーが演ったヴェルマの登場シーンは今でも語り草だ。粋で官能的でダンデカダンなスタイル、そして抜群の歌唱力。あの前奏がかかると、今でもウテ・レンパーのシルエットしか浮かばない。と、友人が力説していた。  にしても、役者さんたちの頑張りは充分伝わってきたし、和央さんはこの舞台(役)で何かひとつ“突き抜けた感”もあり、だ。これから初日迎え、回数重ねて行くうちに、もっと出来上がって行くのでしょうね。(10月8日より〜11月2日まで。赤坂ACTシアター)

 で、先週は秋の絵画鑑賞が続いた。まずはフェルメール。現存作品は三十数点、の中の7点が今回日本に来た。前回何年か前に上野に見に行った時は確か2点。一挙にフェルメール7作品見られるなんて、これは確かに貴重な機会。  驚いたのは「マルタとマリアの家のキリスト」。フェルメールが宗教画を描いていたんだ。それもあの良く知るフェルメールのタッチとは全然違う。田舎風景描いてる優しい絵のほうのゴヤ風な感じだ。これはイギリスのナショナルギャラリー所蔵であるから、まあくは10年前に見ているはずだが、知らなかった。しばし呆然とみてしまう、へえー、これもフェルメールなんだ。あとは、あのフェルメールの独特のタッチ。ざわめきの静寂、光の陰影がつくる空気感。絵の中の人々の息使いが聞こえてくるようで、思わず額縁の奥を覗き込みたくなる。そこに絵の向こうが現れてくるように感じるのだ。他には、フェルメールが生まれ活動したオランダの街デルフトから輩出した画家たちの、遠近法を駆使した作品群も面白い。(東京都美術館〜12月14日まで) 
 フェルメール流れでもうひとつ。面白企画はうちのご近所恵比寿ガーデンプレイス隣接東京都写真美術館の液晶絵画展。高精細の画面とディスプレイ環境の、大いなる進歩でこそ実現出来た映像で創る絵画。どれも斬新で興味深い。吹雪く「水の森」、腐っていく「静物」、振り返る「真珠の首飾りの少女」。そう、映画のモチーフにもなった、フェルメールの有名な一枚だ。頭にあざやかなブルーのターバンを巻き、真珠の首飾りの少女がこちらを見ている。これは絵の中の人物に“なりきりアート”を得意とする芸術家、森村泰昌さんの作品。フェルメールの最高傑作と評価される「絵画芸術」の“一室”もまるごと再現されている。(10月13日まで)  そして、先月のはじめ、40年の時を超えた見事な画家の誕生に遭遇した。銀座のシンワアートミュージアムでの個展で、その実力を見せつけたのは小林美智子さん。株式会社コーセーの相談役夫人であり、現社長のお母さまだ。東京芸術大学油絵学科を卒業。画家としての将来を期待されたが、結婚して筆を絶った。社長夫人としての役割も終え、跡継ぎである3人のご子息も育てあげ、近年また40年ぶりに絵筆を持った、のだそうだ。
 彼女のゴージャス経歴もあってのことだろう、何人もの取材陣が来ていた。有閑セレブの趣味をはるかに超えた、その絵の迫力と魅力に圧倒されたことだろう。迸るエネルギーが額縁から溢れてくるようだ。エゴン・シーレ彷彿とさせる裸婦の素描のタッチもモダンだ。近年挑戦したという抽象画も力強く、こちらの想像力をかきたてる。「見た人がこうだと感じてくれたらいい」だから絵にタイトルはつけない、とか。感覚派の美智子さんらしい言葉だ。  美智子さんの40年は、絵にとってけっして失われた40年ではなく、その月日があったからこそ、今またこんな素晴らしい絵が描けるのではないだろうか。  幾つになっても夢は叶うのだ。  小さい頃からの夢を叶えたもう一人。「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」(サンシャインシティ文化会館古代オリエント博物館)こちらの40年は、エジプトを振り続けた年月。掘り出された古の数々は、雄弁に当時の生活を語る。まさにロマンだ。2000年経ても青いミイラマスクは、本当不思議なほどに美しいブルーだった。

吉村先生おめでとうございます。

まあくのカンゲキノート VOL.31(雑誌「舞Land」より)

「やっぱファッション」

 3週間のサンフランシスコ、ユージーン(オレゴン州)の旅から帰って後、時差ボケが進みまくり、望むと望まないに関わらず、えらい健康的な毎日を送っていた。  夜は11時を過ぎると眠くなり、朝は6時に起きる。これ幸いと、ガーデンプレイス1周をジョギングすること3日間。4日めには天気の悪さ言い訳に、走るのをやめた。結局10日間くらいの健康的時間生活の後、いつもの文化的深夜時間帯活動生活が復活した。  そんなわけで、昨日(9月5日)は、久々ぶりの夜の六本木。夜更かし体質復活もそう悪いものではない、と、アフターも楽しみに、コシノヒロコさんの春・夏コレクション(ミッドタウン)に行った。  お誘いしてくれたのは、ヴォーカリストの姿月あさとさん。まあくの創るショーでも何度もご一緒して、公私ともに仲良し、してもらってる。           ホールに入ると、さすがに姿月さん、二人して『SEX AND THE CITY』のワンシーンそのままのランウェイ最前列に案内された。と、バシャバシャバシャと、凄まじいほどのフラッシュとシャッター音。そのオーバーなカメラの先を見ると、先日総裁選に名乗りを上げたばかりの小池百合子氏が隣にお座りになった。この時期にファッションショーって、余裕なのか、デモンストレーションなのか。余程コシノさんファンなのか。まあどうでもいいが(次ぎの総理が誰になるかはどうでもよくないけど)  で、コシノさんの春、夏だが、とにかくみんな細身、腰ぴったりラインに、こぶり肩パットが、全てのお洋服にしっかりついてる。マタドール風ジャケット、7分丈ぴったりパンツ、幾重にも折り重なったふわふわ素材のスカート、などなどがまあく的にお気に入り。日本の着物や帯素材のドレスも、単なるジャポニズム超えた別モノの美しさに仕上がっていた。  最後のコシノさん登場シーンでは、小柄なジーンズ姿のさわやか青年が、コシノさんをエスコート。またまた凄い光りとシャッター音。「誰?」と一瞬思ったら先日フェッシッングで日本人初の銀メダルをお取りになった某クンでした。  それにしてもこういう場所って、観客席のファッションも大切。ダンスの大会もそうだけど、みんなもっともっとおしゃれして観にくればいいのに。隣の姿月さんとまあく、お互いのファッション見合わせて「うん、OK!」だもんね。 

 おしゃれ、と言えば、こちらもファッション満載の、『SEX AND THE CITY(SATC)』。
 先月23日の公開初日に観た。六本木ヒルズシネマ朝11時の回なのに、女性たちで満員。みんなTVドラマからのファンだろう、主人公全員のバックボーン全部知ってます雰囲気状態。いいなあ。  ニューヨークで暮らす、ライターのキャリー、PR会社社長のサマンサ、弁護士のミランダ、お嬢様で弁護士夫人のシャーロット。この4人の、仕事と男(SEX)と友情と、都会生活これでもかってエンジョイしてます、の物語。  まあくも、繰り返し全6シーズン全てドラマで観てた。靴コレクターになったのは、多分にキャリーの影響だ。だから4人の“その後”は待ちかねてた映画化だった。  で、内容は、別れる原因浅すぎる、っていう部分差し引いても、期待を裏切らない出来栄え。TVドラマとはケタが違うお金のかけ方。もうファッションも半端じゃない。長い上映時間も全然気にならない。  キャリアウーマン題材なのに、TV同様仕事してるシーンがほとんど出てこない、っつうのもGood。そう、仕事シーンなんて時間の無駄、の勢いがいい。出てくるのはNYのトレンドのお店、カフェ、レストラン、メキシコのとびきりリゾート、ゴージャスマンション。キャリーが次から次ぎと着替えては出てくるラクロワ、ランバン、ディオール、デ・ラ・レンタ、V・ウエストウッド、などなどのウエディングドレス。  へんなリアリティーなんかいらない。それ都会でやってる人間にとっては十分リアルあるしね。実際姿月さんは、スウィートベイジルで9回公演中の中休み、明日は気分転換にミッドタウンのリッツカールトンでお泊り。目と鼻の先にある自分ちから、散歩がてらふらりって行くのよーん、って。じゃあリッツでお茶しようか、と、二人『SATC』やっとります。 
 ってわけで、本家4人のファッションは、ハイセンスぎりぎり外して、ちょい野暮派手めの解りやすい可愛さ、かっこよさ、にしてるのもGood。キャリーはたまに???のファッションの時もあるが、その完璧じゃないところもご愛嬌。ご愛嬌とおりこしたサマンサの男好きは、最早爆笑コメディ。それもこれも、とにかく映像がポップなのがいい。 
 そして何よりまあくがこの主人公たちを好きなのは、その潔さだ。最後は男よりお金より、一番好きなのは自分、と、さくっと身を引く矜持だ。  好きでもない男(心も身体も離れてるのに)に生きていく為しがみついてる、“真面目な一生懸命主婦”なんかより、全然気持ちいい。
 そう言えば、週刊文春とかに“『セックス・アンド・ザ・シティ』にハマる女は田舎者”とかって記事が出てた。新聞広告で見ただけで実際買って読む気もないが、このタイトルだけで、これ書いた男(女か?)が、モテない野暮くさい人ってのがよーく解る。
 きっと、“都会で好き勝手に生きてる女に憧れる、田舎の女”、のアホ一面図式のマジメ記事なのだろう。大体非難するのに、「田舎者」と「それはもう古い」このふたつの言葉を使う人がまあくは大嫌い。その人こそ田舎者で古いやつだと思う。あの姜尚中先生が「僕は田舎者ですから」と、いつもおっしゃってるのを知らないだろう。

 鈴木いずみさんという作家がいた。知った時は、すでに故人だったのが無念なほど大好きになって、彼女の書いた本を次々買って読んだ時期があった。鈴木さんが一番好きなのは「ポップで可愛いこと」。一番嫌いなのは「貧乏臭いこと」。  この文春記事のライターは、きっとポップなんて微塵も解らない、ひたすら貧乏臭い人なのだろうな。
 明日、代官山行って、また秋モノお洋服さくっと買いましょー!と。

まあくのカンゲキノート VOL.30(雑誌「舞Land」より)

「頭蓋骨と蝙蝠とミイラ、そして花嫁」

 夏休みエンターテインメント超大作は、シリーズモノがそろった。
 今回が第4作めとなる「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(上映中)ハリソン・フォードのインディは、前作から19年目とは思えない“繋がりの良さ”。年齢(トシ)は年齢(トシ)だけど、すこぶるシブカッコいー。それに比べて、お久しぶり再出演のカレン・アレンの悲惨なこと。絶対絶対、あのインディが、あんな腰周りダブついてしまった過去の女(ヒト)、に惚れ直すこと、絶対絶対ありませんから。
 第1作めのヒロインだった時から27年たってしまったとは言え、スピルバーグ監督、気持ちは判るけど、もっと若くて綺麗な新しいキャラで良かったんじゃない?キャメロン・ディアスみたいな。だって、いくら何でもあり得ないもの。 
 あり得ないと言えば、こちらもシリーズ重ねているバットマンの「ダークナイト」(8月9日公開)バットマン/ブルース・ウェイン役は前作「バッドマンビギンズ」からのクリスチャン・ベール。ウェインはめっちゃケタ外れのお金持ちで、スタイリッシュ。C・ベールは一抹の「アメリカンサイコ」残ってるけど、カッコ良く演じてる。そのブルース・ウェインが何故に何故に、あのレイチェルを愛するのよ。だってレイチェル役マギー・ギレンホール、この映画に限ってだけど、ちっとも魅力的じゃない。まず全然綺麗じゃない。もう一人のキーパーソン、正義の地方検事もレイチェルを愛していて、という設定、あり得ない。  
 別に「バベル」の菊池凛子さんじゃないんだから、こういう荒唐無稽ばりばりヒーローもののヒロインは、この世のものとは思えない程の美しさ、ため息でる程のスタイルの良さ、で、迫って欲しい。でないと反対にリアリティーに欠ける。 
 そして、まあく的には一番の期待作品だった「ハムナプトラ3」(8月16日公開)今回蘇るミイラは、中国。実際にある秦の始皇帝の残した兵馬傭をモチーフに、2000年の眠りから目覚める“悪の皇帝”。その皇帝役が、あのジェット・リー。ほとんどがミイラメイクで、素のリーさまが少ししか出てこないけど、まあ、土の傭兵が動き出して戦う様は、確かに圧巻。ただ、ここでの問題もヒロイン。99年の第1作でブレンダン・フレイザー演じる冒険家リックと出会い、2でリックの奥さんになるヒロイン、エヴリン役はレイチェル・ワイスだった。今回3で、出てきたエヴリンは、マリア・ぺロ。彼女自身はいい女優さんなのだろうが、ここではちっとも美しくない。やっぱりレイチェル・ワイスのあのイギリス的美しさのほうが、やんちゃ可愛いブレンダンにお似合いだ。マリアのエヴリンは何だかリックのお母さんみたいな感じ。  クリスタル・スカイ(頭蓋骨)もバットマンもミイラも、美しい女性が側にいてこそ、その威力を、増す。けっして幼稚な男の本音的に、若くて美しい、を求めているわけではないのだ。
 小劇場の商業演劇は一番得意でない分野だが、ニーロくんが出るというので、先日観に行った「ウエディングママ」(世田谷パブリックシアター)  木の実ナナさん、井上順さん、田中健さん、尾藤イサオさん、香寿たつきさん、などなど。賑やかで何の罪もないお芝居。だからこそか、年配のお客様、ことの他楽しそう。こういうのもアリなんだな、と、ある意味感心した次第。ただあまりにものおとぎ話し。69歳の男性の大富豪は、絶対絶対どんなにチャーミングでも69歳の普通の女性とは結婚しない。69歳の、凄い才能(作家とかデザイナーとか)プラス凄い財産のある女性と、若いただの男との結婚はあり得ますけどね。 
 それにしても舞台で見るニーロくんはホント様子がいい。素晴らしく手足が長いからだ。そして何といってもその綺麗さ引き立ててるのは、指の長さ。これも中々の才能か。  
そうそう、こちらのヒロインの木の実ナナさんの花嫁姿、これはある意味、頭蓋骨にも蝙蝠にもミイラにも、しっかり勝っておりました。

まあくのカンゲキノート VOL.29(雑誌「舞Land」より)

「素敵な男性はエバらないのだ」  

姜尚中先生は.今テレビの討論番組などで凄い人気の政治学者だが.先日ご本人にお会いして.その人気に納得した。 
 うちで企画制作しているトークショー“アンニュアージュトーク”に出ていただいたのだ。.お相手は東京スカパラダイスオーケストラのバリトンサックス谷中くんとドラムスの茂木くん。
 一見.なんでぇー?の組み合わせだが.谷中くんは早稲田大学哲学科卒業、同じ早稲田の先輩姜先生とは通底するものもあるはず。それに先生の新著は「悩む力」”我思う.ゆえに我あり”である。一緒に多いに悩んでもらいましょ、って訳である。  先生は東大教授という肩書きに加えて、すずやかで凛々しいビジュアル。スラリとした体型。そして何と言ってもその話し方の美しさ。フランス語を話すように日本語を話される。
 57才だが、全然若い。ちっともおじさんじゃない。だって全くエラそうにしないし。典型嫌なおじさんはみんなエラそうにしている。そしてそういうおじさんに限って、自分より地位の上の人にはへこへこする。無能な政治家ほどエラそうにしてるし。
 丁度今日(7月7日)から洞爺湖サミットが始まるが、それって、世界の首脳のカッコ良さカッコ悪さのひとつの基準にも出来る。勿論地球の自然環境一番に考えるリーダーが、今や一番カッコ良いのだけど。
  そう言えばダンス界にもいるでしょ。嫌なエバリ屋さんが。小さな世界で先生先生って言われて、ふんずりかえってる世間知らずのおじさん達だ。
 本物の凄いエラい人ほどエバらない。で、姜先生もそういう本物の人である。
 トークは、スカパラデモクラシー論など.彼等三人ならでは、の話題で盛り上がった。特に印象的だったのはテレビでの発言についてだ。「自分の言いたいことの50%伝わればいい。120%伝えようとしたら、必ず破綻する」 この言葉には、会場全体からナルホド!の声があがった。
 今の世の中みな言いたがり、だ。「私は私は」の輩ばっかり。「私はそういうヒトなの」みたいなこと言う女も多い。お前がどういう”ヒト”か、興味ない、ちゅうに。
 他にも興味深い話し、いっぱい出た。そして谷中くんが、先生をイメージして書いた詩を、先生に朗読していただく、というコーナーも入れた。バックに谷中くんのサックスと茂木くんのシンバルが流れる。超贅沢な時間だ。コーセーのHPでぜひ、見てみてください。もっと姜先生のこと識りたい方は著書「在日」と「悩む力」がおススメです。 それにしても、楽屋に押しかけてきた、先生ファンのおばさま達。悪気はないのだろうけど、見ていてちょっと、引く。50代60代、70代だって素敵な男性はまあくの周りに沢山いるけど、ジャンヌ・モローみたいな女性は、中々日本にはいないな、と、つくづくまあくも含めてで反省した次第だった。
 久しぶりの試写会報告は、「TOKYO」(初秋公開)と「スピードレーサー」(公開中)。 前者は、ミッシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ、3人の監督がオムニバスで描くトーキョー、という街。中ではカラックスの「TOKYO!<メルド>」がいい。違う街での続編、期待しちゃいました。 後者は、「マトリックス」ウォシャウスキー兄弟の、もうもうまあく的には大好きな映像。東洋の訳アリ実力者役真田広之さん、好きだけど、今回地味め過ぎるかも。懐かしのアニメ「マッハGOGOGO」の主題歌が隠し味的に入ってるのも、ファンは嬉しい。 

まあくのカンゲキノート VOL.28(雑誌「舞Land」より)

「シンプル イズ ビューティフル」 

 先月、五月の気持ちよく晴れ渡った日曜日。横浜一の老舗ホテル、ニューグランドで結婚披露宴の司会をした。 
 全く初めての体験。一生に一度(多分)のお祝い事の命運を、このまあくに託した勇敢なる人物は、花婿のH氏。H氏は、まあくプロデュースの「新感覚落語〜YEBISU亭」の主催者スタッフ。仕事上お世話になってるだけでなく、個人的趣味(落語とビール)も重なって、機会あれば、寄席と飲み屋をご一緒している仲でもある。 
 新郎と大学が同級生という花嫁のYちゃんとも何度かお会いしてるし、まあくでよかったら、と、喜んで引き受けたのだった。が、何分、まあくの司会ぶりをご存知な方は、ご存知のように、厳粛な雰囲気には程遠い。それが狙い、かしこまった型どうりの結婚式ではなく、身内と新郎新婦共通の友人だけの披露宴だから和気藹々と行いたい。とH氏。  果たして、当日。かしこまらない、とは言え、名門ニューグランドの由緒あるフェニックスルーム。いやが上にも厳粛なムードが漂う。
 新郎新婦入場の後、お二人のご紹介は、うちのレギュラーイベント「アンニュアージュトーク」風にインタビュウ形式で始まると、お友達テーブルのリアクションの良さのおかげもあり、座は一気にリラックスムードになった。
 そして、新郎新婦が着席、主賓のご挨拶いただき、乾杯。となるのだが、この新郎新婦の席が秀逸。金屏風しょった一段高いところ(高砂というらしい)がない。お二人の席は、真ん中の、主賓来賓と一緒のテーブルなのだ。それこそお久しぶりの皆さんと和気藹々お話も出来るし、一緒に美味しいフルコースも楽しめる。他のテーブルからも新郎新婦に何かと声もかけ易い。全て高砂にかしこまっていては出来ないことだろう。
 これは勿論新郎新婦のアイデアである。ホテル側はこの申し出に最初とまどっていたそうだが、実際やってみると、こちらのほうが断然スマートである。スマートと言えば、お色直しが、ない。これもスマート。バタバタと、とっかえひっかえドレス着替えるより、少しでも今日集まってくれた皆さんと一緒にいたい、という心情が伝わる。それに花嫁にはウエディングドレス姿がやっぱり一番綺麗だし。
  乾杯もそうだ。新郎友人の横浜ナンバーワンバーテンダーの肩書き持つ山田高史氏が、二人の為に考えたオリジナルカクテル。さすがのシェーカーさばきに拍手がおきる。新郎出身地横浜カラーのブルーのカクテル、そこにビールが注がれると、新婦出身の仙台カラー、グリーンに鮮やかに変化する。見事な乾杯パフォーマンス。乾杯はシャンパンで、という常識は、見事におしゃれに覆された。
 キャンドルサービスもカット。代わりにテーブルごとに新郎新婦と一緒の記念撮影。そしてフリートークで笑いが絶えないスライド上映など。
 まさに目からうろこ、幾つものこうあるべき、という先入観取り去った新郎新婦の柔軟な考え方に感心した。その柔軟の極地が、まあくへの司会依頼だとは思うけど(これだけが成功したのかどうか今だに不安だが)。
 ともあれ、最後はYEBISU亭レギュラーメンバー代表しておいでいただいた柳家喬太郎師匠が、小噺入った薀蓄深くおめでたい、さすがのご挨拶で見事に締めてくださった。
 そして最後の最後、ご両親への花束贈呈は、これはもう感動の一言。 
 H氏の「このホテルのこの会場は、自分の父と母が結婚式をしたところ」という言葉に、胸が詰まった。涙こらえるの精一杯で、最後の司会の挨拶がぐずぐずになってしまったが、送り出しの音楽が、そんなへぼ司会を救ってくれた。ボブ・ディランの「風に吹かれて」。新婦のYちゃんが選んだ楽曲である。
 シンプルで、おしゃれで、暖かくて、なお品格のある素晴らしい結婚披露宴がどんなものかを、まあくが教えてもらった。


まあくのカンゲキノート VOL.27(雑誌「舞Land」より)

「最高の人生」

 今日は「母の日」だって。夕べ日にちが変わったとたんに、長女からの“ありがとうメール”が来て気が付いた。随分と前からカーネイションのディスプレイとともに、いたるところデカデカと“母の日”うたっていたから、まあ近々だとは思っていたがー。
  今はせっせと次女が夕飯を作っている。昔、昔、母の日のプレゼントにはエプロン、といのが定番だった時代があった、まだ小学生だった二人の娘は、「お母さんに、これつけてもっと働け、ってこと?ほんとにエプロンなんてあげる子供いるのかな?」と笑っていた。全く同感。今はさすがにそんなプレゼントの提案は皆無だろう。 
 「おばあちゃん、まこ(娘は私をこう呼ぶ)を生んでくれてありがとう!」とのカードを、私の誕生日に私の母に送ってくれる娘たち。私にとっての母の日は、そんな娘たちのお母さんになれたことを、神様に感謝する日か。  

 母と子供と、亡くなった父親の親友との交流を描いて秀逸な映画「悲しみがかわくまで」 主演はハル・ベリーとベニチオ・デルトロ。トロさまがいい。薬に溺れたどうしょうもないダメ男なのだけど、どこか崇高な雰囲気と孤独の影ある役柄。身もだえしたくなる程素敵だ。(ガーデンシネマ上映中)  ダメ男と言えば、大金持ちの豪腕実業家だけど、どうしょうもないお子チャマわがままダメ老人を、ジャック・ニコルソンがチャーミングに演じて佳作となった「最高の人生の見つけ方」。末期がんで余名6ヶ月と宣告された二人が、それまでの人生の中で一番輝く日々を共有して行く、というストーリー。もう一人は、ニコルソンとは正反対、勤勉実直、真面目一筋の人生を送ってきた自動車整備工、扮するはモーガン・フリーマン。この二人の配役が実現してこそ作られた映画、と、試写資料に書いてあったが、確かに二人ともさすがの名演。原題は「バケット・リスト」(棺おけリスト)ようすれば、死ぬまでにやっておきたいことリストだ。これまでの人生で諦めていたこと、目を背けてきたことなど、人生でやり残してきたことを一つ一つ書き、それを叶えて行く。人生を悔いなく生きるのに、遅すぎることなど決してない。残された時間が長くても短くても、最高の人生は自分自身で見つけることが出来る、ってことを教えてくれる。ただ、モーガン・フリーマンの選んだ最期の選択は、ちょっと、なあ・・・。やっぱ、ニコルソンの最期のほうが潔い。もし私なら、どんなリストを書くだろう?さて、あなたなら?(上映中) 
 イラクに対して今のアメリカなら、ひょっとしたらそこまで行くかも。ってちょっと考えてしまう、現実味のある恐ろしさがじわっとくる凄い映画「大いなる野望」。トム・クルーズ、メリル・ストリーブ、ロバート・レッドフォード、トップスターがっぷり三つ巴の力のある、素晴らしい、そして映画としても最高に面白い秀作なのに、何で?日本では大して話題にもならず終わっちゃう雰囲気。まあくは随分前に試写で観て以来、絶対評判になる、と日本の観客に期待してたのに。こういう作品がヒットしないって、何か他外国に対して恥ずかしい。聖火ランナーの星野さんや欽ちゃんのノー天気見た時もやっぱ恥ずかしかった、そんな感じ。  

 反対に、日本にこんな素晴らしいフラメンコの舞踏家がおりまっせ!と世界に誇りたく思ったのは、昨日(5月10日)俳優座劇場で観た、小島章司先生の舞台「越境者」。毎年意欲的な作品発表なさってる先生だけど、特に今回は、ショーとしての完成度も高いものだったし、踊り続けて50年、の先生のソロは圧巻だった。選曲に、まあくも大好きなタンゴのピアソラ楽曲が斬新に入っていたり、も嬉しい。超満員の観客の、惜しみない拍手に応える先生の笑顔は、舞踏でみせる求道的な厳しい表情からは想像できないほどのチャーミングな優しさ。去年まあくの創った「ムーングレード」というショーで、先生に1曲だけ振り付けと、アドバイザーをお願いした。心よく引き受けてくださったが、思えば凄い方に、とんでもないお願いしちゃったものだと、改めて恐縮した。スペインでも大きなタイトル何度も受賞されてるし、既に世界的に有名な先生だから、今更まあくが世界に叫ぶ必要もないが、やっぱ小島章司先生は凄い!日本の誇りだ!
 新装アクトシアターの「トゥーランドット」は、TBSが鳴り物入りで、お金も時間も人気者も揃えたけど、観終わって、なーんも残らないものでした。  それはそうと、「父の日」っていつでしたっけ?

まあくのカンゲキノート スペシャル版(雑誌「舞Land」より)

「命知らずのツアー離れて、カンゲキのトルコを識る!」

 雪はますます激しさを増し、とうとうバスは山道のガススタンドで止まった。この先が封鎖状況であるらしい。 
 1時間ほど前、先行くツアーから情報をもらえるから私たちはラッキー、と添乗員のY(40代女性)は満面の笑顔で言っていたが、その時すでにこの“封鎖情報”はもらっていたわけで、それでも同じ道に突っ込んでいくのだから、何が“ラッキー”なのか、意味わからない。
 そして「天気のことだから仕方ない」と彼女は繰り返す。が、しかし、100%雪になる、の予想がされているのに、万が一の晴天を期待して、ツアーの行程だからと、ただ出発を早めるだけ(朝5時モーニングコール!)、ただ天気回復を待つだけ(バスん中で何時間も!)、何のフォローも全くなしに険しい山道入るのって、これって「仕方ない」レベルではないだろう。
 すでに成田からロシア経由してイスタンブールに到着してから3日間。トロイ、ベルガマ、エフェソス、パムッカレ、4つの遺跡を巡った行程で、ツアーの非人道的スケジュールを思い知っていた我々(まあくと次女)だったが、ツアーに入った自分たちが馬鹿だったと早々に諦めて、それまでは黙ってガイドに従っていたのだった。

 これまでいつも個人旅行だったが、トルコは危険情報発出中。テロに巻き込まれないよう云々の情報は、オリジナルのスケジュールでインドやスペインなど一人旅したまあくにとっても、オーストラリアに9ヶ月間余り暮らした次女にとっても、ちょいと怖い。くれぐれも団体での行動を、などと書かれているのを見て、ついひよってしまった。とりあえず安全な“ツアー”で行こう、と  スケジュールが取れるの解って、申し込みまでわずか2日、出発はその2週間後、取り急ぎ、トルコガイドブックと、「コンスタンチノーブルの陥落」(塩野七生著)を本屋で探して買い求めた。この、旅先を舞台にした本をその場所で読む、というほど贅沢で嬉しいものはない。歴史モノだけでなく、小説でも全然OK.。  アルゼンチンに行ったに時は、ピアソラ楽曲がタイトルになっていた「オブリビオン」を読んだ。ブエノスアイレスのボカ地区に立って、主人公が暮らした部屋を想像した。
 で、「コンスタンチノーブルの陥落」だが、イスタンブールが東ローマ帝国の都コンスタンチノーブルと呼ばれていた頃、オスマントルコとの熾烈な攻防を描いた名作。読めばイスタンブールの歴史を目の当たりに出来るはず、と友人に聞いていたのだった。 

 そして、出発日の前々日の2月12日。夜9時過ぎに添乗員のYから了承して欲しい、と、こんな電話があった。
 今年になってコンヤの街から有名遺跡であるカッパドキアへの道が雪で封鎖され、予定外にコンヤに泊まることがあった。それは天候のせいなので、ホテル代はお客様の負担であるし、翌日も雪がやまないとカッパドキアに行けないこともある、この事は(ゴマ粒文字で)約款にも書いてある。  そこで初めてまあくはトルコにも雪が降る、ということを知る。それもこれもスケジュールの都合と安全のため、仕方ないか、と来てみたが、安全どころか、ツアーのほうが、次ぎから次ぎと、とんでもない命知らずなことをやってのけてくれるのだった。  結局、コンヤまでのろのろ運転で10時間余りバス乗りっぱなし、へとへとでホテルへ着いた。ガススタンドからコンヤまでの道のりで、10台を超える車がスリップして道路端に転びまくってるのも目撃した。まさか、明日、またぞろより山深いカッパ道はさすがに行かないだろう、と思いきや、ぐだぐだの夕食の後、Yは決死の形相で言い放った  「途中、雪道でまた立ち往生するかも知れません、十何時間バスに閉じ込められるかもしれません、でもイチかバチかです!我々は、明日カッパドキアを目指します!」  馬鹿は死ぬまで治らない、という言葉が頭に浮かぶ。これは後に聞いた話だが、一昨年同じ道でツアーのバスが横転して、観光客一人亡くなっているのだ!私と娘は速攻ホテルのフロントに行き、翌日の夜9時発、イスタンブール行きの快適1等個室寝台車を取ってもらった。明日は1日ゆっくりこの興味深いコンヤの街も楽しめるのだ。  ツアーの連中は、“イチかバチか”で、カッパドキアへ向かい、その後アンカラへ行き、(間にあえば)深夜アンカラ発のイスタンブール行きの寝台列車に乗る、という行程。このガチガチに凍った雪道を、だ。最早尋常の精神ではない。  我々は、ツアーに参加した以上きつい行程も我慢するが、命かけてまでも遺跡を見る気はない。  そして、彼らと離れて、初めてトルコという国と人々の素晴らしさを識ることになる。  雪道、転びそうになるのを手をつないでCD屋やコンヤ駅まで一緒してくれ、お茶までご馳走してくれたイスマイルと、そのかわいい奥さん。彼らとは拙い英語で、トルコの宗教、とも言えるイスラム教の世界的なイメージの話しまでした。  CD屋にはその後も何件も行って、お店のお兄さんにもおススメ聞いて何枚か買った。トルコヒット曲網羅した「TURKCE POP100」、100曲おしなべて、トーンとして、演歌だ。ノリのいい曲もどこかノスタルジックに怪しい。その怪しさが実に素敵なのだ。今風で一番売れてるのがイケメンスタイリッシュ歌手TARKANN。確かに彼のリズムはクセになる。イスマイルと歩いていて聞こえた楽曲気になって入ったCD屋で買ったのは、美人歌手DenizSeki。彼女のPVはネットでも見れるって、イスマイルが教えてくれた。  そう言えばそれまで泊まったホテルのレストランやバーで演奏していた曲は、全て懐かしのラテンチックなものだった。例えば「べサメムーチョ」みたいな。いいなあ。  で、他にも親切にしてもらった人々あげると、自分のメルアドで列車のチケット予約など、ホテルマンの役割以上に気使ってくれたイブラハム。 モスクの前の坂道をそりで遊んでいた10人ほどの子供たちは、転びそうになる私に、皆で手を貸してくれた。  そのモスクの前に居た3人のおじさん(多分タクシーの運転手さんで休憩中、って感じ)は、モスクの扉を開けてくれて、中を案内してくれた。帰りは、また坂道滑りそうになる私を、坂の下までエスコートしてくれたのだった。  その後、トイレ借りに入ったコンヤインフォーメイションのスタッフ、ユジュルは、驚異の日本語でメヴラーナ博物館のガイドまでやってくれ、最高のお店を紹介してくれた。バリッとスーツ着たハンサム5人が出迎えてくれた一軒屋のレストラン、味もサービスも最高のコンヤ料理フルコース、オクラのスープは超おすすめ。その上嘘みたいに安い(二人で20トルコリラ・約2000円!)これもユジュルの手渡してくれた“宜しくメモ”のおかげか。  ちなみにユジュルは、近く「地球の歩きかた」で紹介されるとか。ぜひ見てみて下さい。Mr.ビーンのローアン・アトキン似(笑)の好青年だ。     それにしてもそれまでのツアーのご飯は、一体何だったんだろう。ツアーの人々は、あんな激不味い団体料理がトルコの料理だと思って帰国するのだ、かわいそうだがそれも自業自得。それより、そんなモノしか食べていないくせにトルコ料理のことを云々されたらトルコに対して失礼だ、との思いで腹が立つ。  そして、コンヤを後に乗ったイスタンブール行き寝台列車の快適さったらない。食堂車で隣合ったアフメッドは、コンヤの駅で時間の遅れを教えてくれた親切運転手さん、仕事終わりとかでビールをご馳走になる。  イスタンブールからフェリーに乗り換え、アジアサイドからボスフォラス海峡渡り、ヨーロッパサイドに到着間際、安岡力也風押し出し強そうな男性と、その友人風が我々の重たいデカ荷物二つを持ってくれると言う。彼らは先ほど私たちが途中間違えて下船しそうになったのを止めてくれ、親切に正解教えてくれた二人だ。タクシー乗り場まで送ってもらい、運転手に「ぼるんじゃないぞ」的おどしまで効かせてくれた。そしてイスタンブールで困ったことがあればいつでも電話してと、メモを娘に渡すと、さっさとタクシーのドアを閉め、さっそうと去って行った。彼の名はマフメッド。  バザールで、かわいいブレスレットを娘にプレゼントしてくれ、いろんな情報教えてくれたのは、お土産物屋さんのエルカン。  バザール抜けた凄い雑踏の中、不安げに雪降る歩道で手をあげてると、ジェラール・フィリップの瞳をした男性が、タクシーを止めてくれ、これまた「正確に行くように」と運転手に釘さしてくれた。彼の名は、残念ながら聞いてない。  他にも色々、小さな親切いっぱいいっぱい受けた。これが、ツアー離れていた2日間!のトルコの人々との触れ合い。ツアー同行中は一切なかった。  イスタンブールで早々悠々とチェックインしたホテルはさすがのヒルトン。ここに、あのツアーの人々30人と一緒に深夜どやどやと入るはめにならなくて、本当によかった。

 帰国日、空港へと向かうバスで、我々は3日ぶりにツアーに戻った。  前夜も快適に、ヒルトンの最上階、イスタンブールでも評判のレストランで、超美味しいトルコのシーフード料理堪能し、隣接するバーに行くと、またまた懐かしの「私の心はパパのもの」なんてわたしの大好きな歌ステージでやってる。おまけにバーテンダーに、ヒルトンオリジナルのイスタンブールで優勝したカクテルをご馳走になりと、ご機嫌気分覚めやらぬ私たちは元気いっぱいバスに乗り込んだ。  そこには、ぐったりと精も根も尽き果てたという感じのツアーの人々がいた。 
 夕べもせっかくヒルトンに泊まりながら、わざわざ何十分もかかって、観光客用のベリーダンスレストランに行き、激不味い料理食べさせられてきたのだ。後に、唯一私たちの行動を正直に「羨ましい」と言った、一人参加の中年女性から聞いた話だ。ベリーダンスのダンサーも太ったおばさんが出てきてイマイチだったし、料理は勿論悲惨なもので、おまけに席も団体用に分けられた離れた席だった、と。 
 私たちは、パムッカレのスパホテルにあった居心地良いバーで、すでに、真珠のような綺麗な踊り子さんの素晴らしいべリーダンスを観ていた。ちなみにベリーダンスはアラブの踊りでトルコの踊りではないが、カタイこと言わずに、観光客には楽しんでいただく、って感じ。動きが繊細で女性らしくてセクシー、ウエスト引き締めにも効果テキメンの踊り。日本に戻ったら習ってみようか、と思ったほどだ。 
 で、その時、ツアーのほとんどの人々は、食事が終わってぎりぎりの時間、無料で入れるというスパに、あたふたと入りにいっていた。 
 それにしても、ガイドブックには、広大なカッパドキアを見るには3日間は滞在したい、と書いてあった。ツアーの連中は、命からがらバスで何時間もかけて、カッパには1時間半!いたらしいい。まあ無事に戻れただけでもめっけもんだが。
 わたし達はラッキーにもアクシデントのおかげで、ツアーを離れられたおかげで、トルコの素晴らしさを識ることができた。娘は8人ものトルコの人たちとメールアドレスの交換をしていた。イスマイルや、アフメッドたちだ。  今度はゆっくり2週間休みとって、勿論ツアーなんかでなく、自分たちだけでトルコに来る。確かにイスタンブールの名所近辺で、親しげに日本語で話しかけてくる輩には要注意だが、そんなの世界各国、どこだっている。しっかりトルコの文化を把握して、団体でなく、個人で歩けば、トルコの人々は皆、本当に心底親切に手を貸してくれる。 

 日本に戻ってさっそく東京のトルコ料理のお店を探しまくった。そしてイチ押しのお店を見つけた。外苑前の「ハレム」、味はもちろんのこと、サービスも最高。曜日によってはベリーダンスも楽しめるし。皆さんも一度、世界三大料理と言われるトルコ料理を味わってみて下さい。ちなみに、あとの二大料理は、フランス料理と中国料理です。

まあくのカンゲキノート VOL.26(雑誌「舞Land」より)

「品性無きものの空洞」 

   初めてのトルコの旅は、危険情報発令中と、言葉の難しさにひよって、とあるツアーにもぐりこんだのが間違いのもと。それでも命からがらツアーから抜けての後半3日間は、トルコの人々の親切にカンゲキの連続だった。この旅の詳しくはトルコ音楽の紹介も含めてまた本誌で書かせていただく予定、お楽しみに。  トルコから帰って早々の2月24日、バレエダンサーの西島千博さんのお誘いでチケット入手困難の噂の「ジル」(銀河劇場)へ。、西やんからは、男版「ジゼル」、と説明受けてたが、プラス、ロッキーホラーショー的雰囲気もあり。共演の元宝塚男役トップスター湖月わたるさんのりりしさと西やんの(いい意味の)女性っぽさあいまって、中々に面白い舞台だった。上演時間80分で収めてたのもカンゲキ!

 「ジル」が昼公演だったので、そのまま夕暮れの武道館へ直行。「ワールドスーパーシリーズアジアオープンプロフェッショナルダンス選手権大会」は丁度、セミグランドファイナル前のよきところ。それにしても久しぶりの武道館ダンスフロア状況は、浦島太郎的感興に浸ってしまう。だってだって、「スパージャパンカップ」というセグエの選手権大会をTV東京でオンエアしてた頃があった。もう20年以上前から12〜3年前までの10年間ほど、TVの構成のみならず、武道館での構成演出もまあくが担当していた。はあー、懐かしのダンス業界。本誌編集長が取って下さった来賓席から知った顔を伺えば、嬉しくも伊藤金四郎先生にばったり。聞けば先生が大会委員長で、この組織の会長が中川勲先生だとか。      ダンス界が幾つもの団体に分かれた、という話しは聞いてたが、まあく的には別世界。俯瞰で大会見れば、世界のトップが集うダンスという競技に、改めてダンスの美しさ、楽しさを再発見することが出来る。コスチュームのセンスも格段に良くなっていて、それらを見てるだけでも楽しい。ただ、残念なのは、世界選手権と銘打っていても、勝者への外部マスコミ取材はほとんどなく、翌日のスポーツ紙にさえその“美しき快挙”が載ることはない。それは何故か。もっと大きな器でダンス界全体の外部へのアプローチや向上を考えると、自ずから答えは見つかるはずだ。男女がペアでやるのが基本のダンス、基本からコミニュケーション、人と人、なのだ。ダンスのステイタスに最も大切なのは、技術や衣装や、まして賞金金額ではなく、やる人の、関わる人の、品性である、と。この考えは、まあくがダンス番組やってた頃と全く変わっていない。
 翌日は京谷弘司クァルテートのタンゴを聴きに、六本木のスイートベイジルへ。彼らはまあくが企画制作演出している、アーティストコラボレーションステージ「タンゴモデルナ」のVol.6と7に出演もしていただいてる。恐るべしテクニックと品性のある演奏で、モデルナの京谷クァルテートファンも多い。それにしてもヴァイオリンの喜多直毅さん、凄すぎ。で、カンゲキ。  タンゴと言えば、トルコへ発つ前日観たタンゴミュージカルと銘打った「タンゲーラ」(オーチャードホール)これってミュージカル、なんて言わなければいいのに。どちらかと言えば、バレエ形式、ストーリー解説読み込みよろしくバージョンで、いい。照明暗すぎ、この企画ではオーチャード広すぎ、とか色んなNG差し引いても、ダンスはいいし、何ていっても歌の(いい意味、アルゼンチンの肝っ玉かあさん風)おばさんが最高。こちらも何だかんだいっても、とても品性のある舞台だった。 
 4日、赤坂TBSの新開発エリア、3月20日にオープンする“赤坂サカス”に一足早く施設説明内覧会に行った。目と鼻の先に六本木ミッドタウン、その先に六本木ヒルズ、次々とオープンする、巨大施設を呆然と見上げるのは、品格声高に叫ぶだけで品性忘れてしまった自給率40%を切る日本の国自身、なのかもしれない。

まあくのカンゲキノート VOL.25(雑誌「舞Land」より)

「この曲はだったん人の踊りだったんだ!」 

  それにしても、うちの近所(白金五丁目)の「金麦」のパンは本当にイケてる。特にバケットの小さい版カリカリベーコン入りはカンゲキ。まわりのパリパリ感と、中身のもっちり感が最高に美味しい。昨日、何年振りかの東京大雪の中、徒歩1分を転びそうになりながらも買った真っ白カレーパンもおすすめだ。  一昨日もすんごい冷え込みの中「プロデューサーズ」の初日を観劇(フォーラムC)。数年前、ブロードウェイキャストの公演を観ているが、今回は日本のキャスト、主役二人がJ事務所の人気者とあって、いつものミュージカル観客層よりぐっと年齢下がった若い女性たちで満員だった。トニー賞いくつも獲った本当に良く出来た作品。演出、美術などなど、全てブローウェイと寸分違わぬ舞台が契約どうりそのまんま再現されている。再演とあって盛り上がった舞台になってたし、主役二人も頑張ってたけど、ミュージカル、ってやっぱ唄えてなんぼ、でしょ。でもミュージカルのファン層広げる功績は、J事務所のキャスティングに負うところ大きいのかもしれない。 
 ワキとは言えフランツ役は、ブロードウェイキャストで観た時は、可笑しくてみんな席から転び落ちそうなほど笑ってたのを憶えている。そういうまさにミュージカルの技量を、今回の、TVバラエティーのタレントさんに求めるのは酷だろう。唯一岡幸二郎くんのカルメンが、そのビジュアルだけでなく、歌もお芝居もミュージカルのスケールだった。期待以上に良かったのがウーラの彩輝なおさん。確かに特な役だけど、彩輝さんの素の淡白さが嫌味のないお気楽セクシー美女の好演になってたのかも。 
 その前日、2月1日は世界一セクシーなマエストロ、ゲルギエフ率いるマリインスキー劇場日本公演、ボロディンの「イーゴリ公」(NHKホール)を観劇。ロシアオペラは10年以上前、上野文化会館で観た「ボリス・ゴドゥノフ」以来か。イメージ的に暗くて重いロシアオペラはまあく的素人には荷が重く、ずっとヴェルディやプッチーニなど、悲劇と言えども楽しく綺麗なイタリアオペラ専門だった。ワーグナーも敬遠していたが、さすがに身近なワグノリアンに薦められて「タンホイザー」や「マイスタージンガー」は観た(「指輪」は未だパスしているが)。
 で、「イーゴリ公」だけど、これがけっこう楽しい。ストーリーはロシア武士道万歳、で、単純だし、モンゴル系仇役の描きかたもエラいし、珍しくハッピーエンディングだし、何と言っても、音楽が全編凄く綺麗。とりたてて有名なアリアはないけど、エカテリーナ・シマノーヴィチとズラータ・ブルイチェワ、この二人のソプラノとメゾが綺麗で、それぞれのアリアにカンゲキ。タイトルロールのバリトンさんは、悪くないけどイーゴリ公みたいな武官より(「椿姫」の)ジェルモンみたいなほうが適役かも。 
 そしてそして、聴いたら皆さんも絶対絶対知ってるはずのチョー有名曲が“ボロヴェツ人の踊りと合唱”=「だったん人の踊り」、このあまりに聴きなれたフレーズの元源がこんなに美しいシーン(エキゾシズム溢れるダンス)、こんなに美しい旋律だったんだ、と改めて大カンゲキ(人種設定めちゃくちゃだけど、でも思えば「マダム・バタフライ」なんかも日本文化ちょーいーかげんに描いてるし、でも音楽綺麗だから好きだけど)。 
 この「だったん人の踊り」だけ独立して、オーケストラが演奏してるCDもあるそうだから、ぜひ聴いてみてみて下さい。  余談だが、「真珠とり」という、めったに上演されないオペラの中に、テノールが唄うアリア「耳に残るは君の歌声」が皆さんもよくご存知な曲「真珠とりのタンゴ」というタイトルになり、オペラの元源忘れて世界的にヒットしたそうだ。近くは日本での「トゥーランドット」のカラフ王子(テノール)のアリア、「誰も寝てはならぬ」的状況か。 

  最近試写のご無沙汰は、今更ながらやはり映画は迫力の大画面、と、真面目にロードショー公開を観に行ってるから。「ア―ス」「ウォーターホ−ス」(どちらも公開中)前者はカンゲキの素晴らしい映画、絶対映画館で観るべし。後者は恐竜好きのまあくに、ネス湖、ときたから、ワクワクもので2月1日、公開初日、朝一番、で行ったけど。なんか、なあ。  で、久しぶりにこれなら試写室の画面でもOKかと「ダージリン急行」。もう最高に最高のロードムービー。主人公3兄弟に、オーエン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン。キャスティングもいい。このウェス・アンダーソン監督、「ロイヤル・テネンバウムズ」で才能気付いたけど、これで才能爆発かも。10年前に行ったインドの懐かし風景もあって、まあく的にすこぶる好きなカンゲキ映画だ。  贅沢カメオ出演の3人の役者さんもきっちり魅力的(日本映画のカメオ出演って、おしなべてただ出てるだけ、だけど)。ヴィトン風面白旅行バッグが目についたが、マジにヴィトンのチーフデザイナーがデザインしてた。別モンプロローグ映画「ホテル・シュヴァリエ」からの導入部も嫌味なく面白い。(3月公開)   

 ホテルオークラの隣、智美術館で開催中の「十四代柿右衛門展」(3月23日迄)は、その色絵磁器の美しさにマジに目を見張る。美術館1階のフレンチも美味しそう。

  帰宅して、まあくのお茶碗(けっこういい青磁)しみじみ見て、それでタラコ茶漬をつくって食べた。これもちょいとしたカンゲキ。

まあくのカンゲキノートVol.24(雑誌「舞Land」より)

「あったかファミリーのブリスベン」 

   前回メルボルンのカンゲキに引き続き、今回はブリスベンに移動してのカンゲキ。これは、もう人との触れ合いに尽きる。  元々今回のオーストラリア行きの最大の目的は、幾つかの宿題をオーストラリアの壮大な景色の中でやっつける、ことと、留学中の次女がお世話になった3つのファミリーにお礼に伺う、というものだった。  にも関わらず、ブリスベン空港に着いたとたん、お出迎えいただいたのが、とおるさん、アリーナさんご夫妻。早速お二人の車で、美味しいワイナリーや、エレガントな高級リゾート地、果てはゴールドコーストまでご案内いただき、お礼どころか、朝早くから夜遅くまで、またぞろ親子でお世話かけちゃったって感じで、申し訳なくもカンゲキ。
  彼らには、まあくの友人からの紹介だけで、全く見ず知らずの次女と、次女のボーイフレンドまで面倒をみていただいた。若いアリ−ナさんと次女が親しく話してる様子は姉妹みたいで、ほんとに次女を可愛がってくださった様子が手にとるようにわかった。とおるさんは某有名百貨店のエリートからIT企業に転職してオーストラリア暮らしを選んだ自然派だ。その生き方にもカンゲキ。  次の日は、ブリスべンでの次女のホームステイ先だった、ダニエル一家を訪ねた。シティからバスで20分ほどの閑静な住宅地にある広々敷地の一軒屋。 
 余談だが、メルボルンもここブリスベンも交通料金システムが甘いのか厳しいのか、意味わからない。メルはトラムが縦横に行き来し、一番の便利乗り物だが、このチケット、乗るも降りるもチェックは、ない。ただ、時折、まさに突然、制服チェックマンが3〜4人でどっどっとガサ入れのごとく乗り込んできて、全員のチケットを検査する。これで、チケットがなければ、300ドルだかの罰金を支払うことになる。ただ、制服姿が派手に乗り込んでくると同時に、さっさと降りることも出来なくはない(やっちゃダメだけど)。こちらブリスベンのバスも電車も、シィーキャットと呼ばれる水上バスも同様。 
 でもきっちり、トラムでもこちらの電車でもチェックマンと出合ったまあくとしては、切符は絶対正直に買い求めるようおすすめします。  で、ダニエル(ダン)っちだが、次女に飛びついて迎えてくれたのは、ダンの奥様のカルメンと8歳のジョー2歳のエディーの兄弟。仕事終えて帰って来たダン(キアヌ・リーブス似のいい男、29歳、って、マジ!!)を待って、ディナーへ。カルメンさんの手によってすっかり完璧に支度されてた心ずくし美味しい料理にカンゲキ。次女曰く「毎日こういうの作ってもらってたよ」成る程、特別じゃないのが、よけい嬉しい。 
 次女とカルメンはやはり姉妹のように嬉しそうに微に入り細に入りの話ぶり。グランパとグランマも登場して、本当に次女がここで家族の一員のように暮らしていたことを実感する。お皿片したり、コーヒー入れたり、まあくの拙い会話を一生懸命聞いてくれたり、ハンサムな上にマメで優しいダンにも超カンゲキ。  最後の訪問は、ファームステイ(ビザ延長のためイチゴ畑で3ヶ月労働)先、シティから電車で1時間、カブ―チャのゴードンとスーサン60歳熟年ご夫妻だ。広々とした自然の中、別荘風平屋建て超広々邸宅は、これまで以上にゆっくりと時間が流れている。 
 ゴードンに独立した4人の子供たちの写真を見せてもらってる間に、スーサンが手早く数々の手料理を並べて、何気に次女が手伝う、これまたいつもと代わらぬ様子に、カンゲキ。ホームステイファミリーとして初めて受け入れたのが次女で、それまで実際に日本人を見たこともなかった、という話は、二人が次女を通して日本という国をイメージしたということでもあった。オーストラリアには多くの日本の若者がワーホリ(就労観光ビザ)で滞在しているが、ひとりひとりが、日本のメタファーとなっているのだろう。
 デザートの手作りケーキに驚嘆した次女に、スーサンが取り出したのはハイスクール時代に書いたという、そのケーキのレシピ。年代感じるノートの内容をスーサンが説明して、それをせっせと次女が書き写している。その様子を隣でゴードンがニコニコと見ている。 
 ダンとカルメンも、とおるさんとアリーナもそう、自然の中で、たっぷりな時間を夫婦で共有している彼らの姿は、本当に羨ましいものだった。心底「本当の豊かさ」というものを実感した。これまでの“娘との時間”についても反省するものがあった。
 次女との「さよなら」のハグに、みんなみんな泣いてくれていた。 
 心から、皆さん、本当に本当に、ありがとう。

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