まあくのカンゲキノート VOL.31(雑誌「舞Land」より)

「やっぱファッション」

 3週間のサンフランシスコ、ユージーン(オレゴン州)の旅から帰って後、時差ボケが進みまくり、望むと望まないに関わらず、えらい健康的な毎日を送っていた。  夜は11時を過ぎると眠くなり、朝は6時に起きる。これ幸いと、ガーデンプレイス1周をジョギングすること3日間。4日めには天気の悪さ言い訳に、走るのをやめた。結局10日間くらいの健康的時間生活の後、いつもの文化的深夜時間帯活動生活が復活した。  そんなわけで、昨日(9月5日)は、久々ぶりの夜の六本木。夜更かし体質復活もそう悪いものではない、と、アフターも楽しみに、コシノヒロコさんの春・夏コレクション(ミッドタウン)に行った。  お誘いしてくれたのは、ヴォーカリストの姿月あさとさん。まあくの創るショーでも何度もご一緒して、公私ともに仲良し、してもらってる。           ホールに入ると、さすがに姿月さん、二人して『SEX AND THE CITY』のワンシーンそのままのランウェイ最前列に案内された。と、バシャバシャバシャと、凄まじいほどのフラッシュとシャッター音。そのオーバーなカメラの先を見ると、先日総裁選に名乗りを上げたばかりの小池百合子氏が隣にお座りになった。この時期にファッションショーって、余裕なのか、デモンストレーションなのか。余程コシノさんファンなのか。まあどうでもいいが(次ぎの総理が誰になるかはどうでもよくないけど)  で、コシノさんの春、夏だが、とにかくみんな細身、腰ぴったりラインに、こぶり肩パットが、全てのお洋服にしっかりついてる。マタドール風ジャケット、7分丈ぴったりパンツ、幾重にも折り重なったふわふわ素材のスカート、などなどがまあく的にお気に入り。日本の着物や帯素材のドレスも、単なるジャポニズム超えた別モノの美しさに仕上がっていた。  最後のコシノさん登場シーンでは、小柄なジーンズ姿のさわやか青年が、コシノさんをエスコート。またまた凄い光りとシャッター音。「誰?」と一瞬思ったら先日フェッシッングで日本人初の銀メダルをお取りになった某クンでした。  それにしてもこういう場所って、観客席のファッションも大切。ダンスの大会もそうだけど、みんなもっともっとおしゃれして観にくればいいのに。隣の姿月さんとまあく、お互いのファッション見合わせて「うん、OK!」だもんね。 

 おしゃれ、と言えば、こちらもファッション満載の、『SEX AND THE CITY(SATC)』。
 先月23日の公開初日に観た。六本木ヒルズシネマ朝11時の回なのに、女性たちで満員。みんなTVドラマからのファンだろう、主人公全員のバックボーン全部知ってます雰囲気状態。いいなあ。  ニューヨークで暮らす、ライターのキャリー、PR会社社長のサマンサ、弁護士のミランダ、お嬢様で弁護士夫人のシャーロット。この4人の、仕事と男(SEX)と友情と、都会生活これでもかってエンジョイしてます、の物語。  まあくも、繰り返し全6シーズン全てドラマで観てた。靴コレクターになったのは、多分にキャリーの影響だ。だから4人の“その後”は待ちかねてた映画化だった。  で、内容は、別れる原因浅すぎる、っていう部分差し引いても、期待を裏切らない出来栄え。TVドラマとはケタが違うお金のかけ方。もうファッションも半端じゃない。長い上映時間も全然気にならない。  キャリアウーマン題材なのに、TV同様仕事してるシーンがほとんど出てこない、っつうのもGood。そう、仕事シーンなんて時間の無駄、の勢いがいい。出てくるのはNYのトレンドのお店、カフェ、レストラン、メキシコのとびきりリゾート、ゴージャスマンション。キャリーが次から次ぎと着替えては出てくるラクロワ、ランバン、ディオール、デ・ラ・レンタ、V・ウエストウッド、などなどのウエディングドレス。  へんなリアリティーなんかいらない。それ都会でやってる人間にとっては十分リアルあるしね。実際姿月さんは、スウィートベイジルで9回公演中の中休み、明日は気分転換にミッドタウンのリッツカールトンでお泊り。目と鼻の先にある自分ちから、散歩がてらふらりって行くのよーん、って。じゃあリッツでお茶しようか、と、二人『SATC』やっとります。 
 ってわけで、本家4人のファッションは、ハイセンスぎりぎり外して、ちょい野暮派手めの解りやすい可愛さ、かっこよさ、にしてるのもGood。キャリーはたまに???のファッションの時もあるが、その完璧じゃないところもご愛嬌。ご愛嬌とおりこしたサマンサの男好きは、最早爆笑コメディ。それもこれも、とにかく映像がポップなのがいい。 
 そして何よりまあくがこの主人公たちを好きなのは、その潔さだ。最後は男よりお金より、一番好きなのは自分、と、さくっと身を引く矜持だ。  好きでもない男(心も身体も離れてるのに)に生きていく為しがみついてる、“真面目な一生懸命主婦”なんかより、全然気持ちいい。
 そう言えば、週刊文春とかに“『セックス・アンド・ザ・シティ』にハマる女は田舎者”とかって記事が出てた。新聞広告で見ただけで実際買って読む気もないが、このタイトルだけで、これ書いた男(女か?)が、モテない野暮くさい人ってのがよーく解る。
 きっと、“都会で好き勝手に生きてる女に憧れる、田舎の女”、のアホ一面図式のマジメ記事なのだろう。大体非難するのに、「田舎者」と「それはもう古い」このふたつの言葉を使う人がまあくは大嫌い。その人こそ田舎者で古いやつだと思う。あの姜尚中先生が「僕は田舎者ですから」と、いつもおっしゃってるのを知らないだろう。

 鈴木いずみさんという作家がいた。知った時は、すでに故人だったのが無念なほど大好きになって、彼女の書いた本を次々買って読んだ時期があった。鈴木さんが一番好きなのは「ポップで可愛いこと」。一番嫌いなのは「貧乏臭いこと」。  この文春記事のライターは、きっとポップなんて微塵も解らない、ひたすら貧乏臭い人なのだろうな。
 明日、代官山行って、また秋モノお洋服さくっと買いましょー!と。

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