パリっ子も「ノン!」と叫んだヴェルサイユと村上隆さんコラボ

JUGEMテーマ:ヨーロッパ
 
なーんにも知らなかった。まさかヴェルサイユ宮殿の王の部屋に入るなり、カワイまがまがしいド派手毒キノコがどっかん!とあるなんて。目がテン!周りのフランス人たちも何とも不思議不愉快そうな顔で、呆然、とそのキノコを見つめていた。あまりにも不似合い、通り越して、何かの間違いか、と首をかしげる人々。日本のアーティストの快挙!なんだろうか?
日本人まあくは喝采すべきなのか??

ヴェルサイユ鏡の間のキテレツオブジェ。
ヴェルサイユ鏡の間のキテレツオブジェ



先月9月の中旬、遅い夏休みを10日間ほどとってパリに行った。その1週間前突如「パリがいい」と言った長女の意見で、“のたりくたりのバリ島リゾート”諦めて、パリ往復のエアーを取り、ばたばたとインターネットでホテルを予約した。

9月はヨーロッパシーズンだそうで、特にこの9月のパリは異常に混んでいる、と、エアを取るとき散々JALのお姉さんに脅かされたが、確かに手ごろなホテルはことごとく連泊取れず。結局、最初の市内3泊、ディズニーランドパリのホテル1泊、最終日にモンサンミッシェルのホテル1泊、を、何とかゲットし、残り市内2泊は、パリに着いてから、最初のホテルのコンシェルジュにとってもらおう、ってことで出発した。いつものまあく的テキトー準備の旅である。

ユーロディズニーランドのシンボルのお城は、シンデレラ城ならぬ、眠れる美女のオーロラ姫城でした。ずいぶんと小ぶり。
ユーロディズニーランドのシンボルのお城は、シンデレラ城ならぬ、眠れる美女のオーロラ姫城でした。ずいぶんと小ぶり。


エッフェル塔を跳ぶ!
エッフェル塔を跳ぶ!


パリはやたらキティちゃんが流行ってました。
パリはやたらキティちゃんが流行ってました。


地下鉄エチエンヌマルセル駅にあった「Jingarono」のポスター。
地下鉄エチエンヌマルセル駅にあった「Jingarono」のポスター。
前回のバトゥーダは東京の木場で観たが、次回はここに観にこよう。



パリ市内は、とにかく丸々1日は、ルーブルをやっつける。あとオルセー美術館もぜひもの、それ以外の美術館は行ってから考えよう、くらいのアバウト計画であった。もちろんヴェルサイユ宮殿へもまる1日とっていた。Zingaroがヴェルサイユ宮お抱えなら、馬もいるはず。

やっぱヴェルサイユに馬がいたよん!乗馬クラブめっけ!さっそく乗馬交渉に
やっぱヴェルサイユに馬がいたよん!乗馬クラブめっけ!さっそく乗馬交渉に


などと、別な期待で早めにヴェルサイユをやっつけることにした。確か10日だ、市内から高速郊外鉄道(RER)で約40分、全く絵のような空(深いブルーに真っ白い雲が浮かぶ〜あの天使が飛ぶ絵画と寸分違わぬ空)がドカーン!と広がる下、華麗に荘厳に、これでもか!のいでたちでヴェルサイユ宮殿が聳え立つ。

、フランス式庭園の最高傑作と称される大庭園のど真ん中にもゴールドのでっかいカッパオブジェが(後方左に見える)
フランス式庭園の最高傑作と称される大庭園のど真ん中にもゴールドの
でっかいカッパオブジェが(後方左に見える)



絵のような空、というより、この空があって、あの空の絵が描かれたのだ。
ヴェルサイユ大庭園の景観。

アントワネットが愛した別宅プティトリアノン。このくらいの大きさのほうがリアリティある。
アントワネットが愛した別宅プティトリアノン。このくらいの大きさのほうがリアリティある。


ルイ14世が愛人とともに余生をおくったという離宮、グラン・トリアノン。
ルイ14世が愛人とともに余生をおくったという離宮、グラン・トリアノン。


後のニュースで知ったのだが、村上隆さんヴェルサイユ展覧会は、11日に関係者お披露目会みたいなのをやったらしい。村上さんご本人や、CDジャケットを村上さんデザインで作ったのがご縁とかで、ゲストに“ゆず”のお二人とかも招待されていて云々、と。
だからうちらは、お披露目会の前日、展示早々に遭遇したことになる。何の告知も見てなかったし、
それはまわりのフレンチ観光客も同じで、こんなん(村上アート)がある!何て全く知らないまま、
何の覚悟もなしに、ただ、”マリーアントワネットの世界”だけを想定して宮殿に入ってしまったのだ。

次々と、豪華絢爛なる王や王妃の執務室や寝室を見学するが、その部屋ごとに、何とも言いようの
ない違和感でもって、あの村上さんアートがデーン!と鎮座している。皆さん写真を撮るのに、
その村上さんオブジェを避けて、何とかそれが写真に入りこまないように撮っている様子ありあり。

ヴェルサイユのアニメ少女!
ヴェルサイユのアニメ少女!



太陽王ルイ14世が当代最高の芸術家を率いておよそ半世紀近くかけて建設され、14世没後も
ルイ15世、16世、マリーアントワネットらによるリフォームが繰り返し行われ完成されたフランスの
誇る美宮。壁画、天井画、そしてその調度品ひとつひとつが圧倒的な存在感でせまってくる、
はずなのだが、どうにも、その真ん中のバケラッタアートに興ざめしてしまう。

こんなん出ました!もう笑うしかなかったが、フランス人たちは、沈黙していた。
こんなん出ました!もう笑うしかなかったが、フランス人たちは、沈黙していた。


村上さんアートは嫌いじゃない。彼のヴィトンのバッグだって、当初出た時は「うあーかわいい!」で、買おうと思った。(買わなかったけど)フランスでこーんなに評価されてることは、誇らしいことだとも
思う。
でも、このヴェルサイユコラボに関しては、パリっ子が「ノン!」と言って、反対デモする気持ちは、
凄い凄いよく解る。

東京に戻ってすぐ、ニュースショーのアンカーマンが「ピカソも最初は理解されなかった」などと、
TVでコメントしていたが、全然、違います。ピカソと同じにしないで下さい、次元もレベルも違います。
こうゆうの、解ったふりして、伝統と現代アートのコラボとかって、賞賛するやつがいたら、
やっぱおかしいと思う。
かえすがえすも村上さんに罪はない。請われてやっただけなのだから。


これも当時大論争になったルーブル入り口のピラミッド。今なを好きじゃない。
これも当時大論争になったルーブル入り口のピラミッド。今なを好きじゃない。


それにしても(心あるフランス人は別ですが)知ったかフランス人って、たけしさんの映画激賛といい、なーんか、イマイチどうしたもんかな、って感じ。
余談だが、数日後、モンマルトルで絵描きさんに囲まれて「“ゆず”みたいな二人がいるよ」って
長女が言ってたが、やっぱ“ゆず”だったんですね(笑)

この絵を買いました。
この絵を買いました。

買った絵に、猫の後ろ姿を入れてもらう。
買った絵に、猫の後ろ姿を入れてもらう。



どうしたもんかな、といえば、ルーブル美術館。あれ、芸術を鑑賞する環境ではありません。
特に「ミロのビーナス」や「モナリザ」など、有名どころの前って、どうしたもんかな、どころじゃない、
酷い!とおりこして腹立たしい。フラッシュバシャバシャ、わいわいがやがや「ビーナスと私、一緒に撮って!」状態の人たちでてんやわんや。嘘でしょ?!ここ、美術館でしょ?!カメラOKだけでも
仰天なのに、フラッシュもたきまくり!

かわいそうな”ミロのビーナス”(って、まあくはまわりのバカ騒動を撮った)
かわいそうな”ミロのビーナス”(って、まあくはまわりのバカ騒動を撮った)


絵画好きのまあくは、世界各国の色んな美術館行ったが、こんな酷い鑑賞状態の美術館は初めてだ。名画や名だたる作品たちがかわいそう。
スペイン、マドリーのプラド美術館だって、ロンドンのナショナルギャラリーだって、とんでもない有名どころ揃えた大メジャー美術館で、いつも観光客で溢れてるけど、こんな非常識許してない。

もうもう田舎モノばっかりですから、何やってもいいんですよ、みたいなルーブルのやり方、最低だ。オペラ「トスカ」でも有名な、あの首のない大天使像には、あろうことか、台座によじ登って記念撮影、の、やからもいて、さすがにその中国人は、警備の人に注意されていたが、けっこうみんな「ビーナスと肩組んでピース!」みたいな勢いなのだ。

こんな恥ずかしいヤカラがいる!注意して追い出せばいいのに!
こんな恥ずかしいヤカラがいる!注意して追い出せばいいのに!


大体展示されてる絵画や彫刻の写真撮ってどうする?!写真が欲しければ写真集が本で出ている。お土産コーナーで買えばいいのだ。
ショック、と、そのあまりの広さ、展示もののおびただしさ、に疲れ果てた。
ただ、貴重なフェルメールの「レースを編む少女」には、人だかりもアホみたいに写真撮る人も、
それどころか、その前で立ち止まって鑑賞してる人自体が一人もいなかった。おかげでフェルメールと1対1になれたが、まったく、どういうところなんだろう???


モンサンミッシェルへ行く前日、せっかくのセーヌ川クルーズで、シャンパンとフルコースディナーの真っ最中、突如気分が悪くなって、そのまま寝込んでしまった。次の日も体調戻らず、複雑な症状だったこともあり、パリ中の病院で日本語のわかる医師を探した。そして、あるつてで教えてもらった
M先生は、待つこともなく(通常の診察だと半日待たされるらしい)すみやかに診てくれたし、
人柄も感じもいい。M先生のいるA病院は、市街からそんなに遠くない地下鉄で行ける便利な場所にある。パリで、もしもの場合は、ぜひM先生に。


セーヌ川沿いの大礼拝堂セントチャペル。弦楽四重奏プラスクラリネットのクラシックコンサートに。
セーヌ川沿いの大礼拝堂セントチャペル。弦楽四重奏プラスクラリネットのクラシックコンサートに。



そんな訳で、せっかくとったモンサンミッシェルのホテル(ディナーしながら、ライトアップされた
モンサンミッシェルを眺める〜なんていう最高のロケーションのホテルだったのに!)ドタキャンして、仕方なく、それまで泊まっていたホテルに急遽もう1泊とって、A病院から帰っても大人しく寝ていた、
そのホテルは、最初に泊まったエチエンヌマルセルのホテルのコンシェルジュに紹介してもらった
ホテルだ。モンマルトルにほど近い坂の上、庶民的な街にたたずむ雰囲気のある古い古いB&Bの
コンドミニアムホテル。
チェックアウト直後に識ったのだけど、実はここ、かのジャズ界の巨人、ルイ・アームストロングが
パリで1年暮らしたときに住んだ「アルパ・オペラ・ホテル」でした。

アルパ・オペラ・ホテルのめっちゃ古いエレベーター、手動でドアの開け閉めはもちろんのこと、きゅうきゅう二人乗り!
ルイ・アームストロングも暮らしたアルパ・オペラ・ホテルの部屋窓辺で。


ルイ・アームストロングも暮らしたアルパ・オペラ・ホテルの部屋窓辺で。
アルパ・オペラ・ホテルのめっちゃ古いエレベーター、手動でドアの開け閉めはもちろんのこと、
きゅうきゅう二人乗り!


モンマルトル美術館前で。こじんまりした中庭が素敵な美術館。この地を愛した芸術家の暮らしぶりを見れる。
モンマルトル美術館前で。こじんまりした中庭が素敵な美術館。この地を愛した芸術家の
暮らしぶりを見れる。


スペインの本家に行ってる身としては、ここモンマルトルのダリ美術館の作品数は物足りない。けど、やっぱ興味深いダリ。
スペインの本家に行ってる身としては、ここモンマルトルのダリ美術館の作品数は物足りない。
けど、やっぱ興味深いダリ。


モンマルトル、サクレ・クール寺院前。すっごい大勢の人たちが集って、ギター演奏したり。まあくもひと踊りしてきました。
モンマルトル、サクレ・クール寺院前。すっごい大勢の人たちが集って、ギター演奏したり。
まあくもひと踊りしてきました。










コメント
フランス 芸術の街 すごいですね。
ルーブル美術館もいいけれど オルセー美術館のが
私は 好きかなぁ。日本の美術館の狭さが気になる。
  • 村石太マン
  • 2010/10/16 7:28 PM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

links

categories

selected entries

archives

recent comment

  • 4月15日「陽だまりの樹」
    まめごろう (06/28)
  • 4月18日
    まめごろう (04/21)
  • 4月18日
    aki1028 (04/20)
  • 1月18日YEBISUふたり亭VOL.2ご報告と                                明日1月22日はアンニュアージュスクール第6回
    尾崎喜三子 (01/22)
  • 12月11日ー恵比寿アンニュアージュスクール第5回 講師姜尚中先生ご報告
    まあくまさこ (01/06)
  • 12月11日ー恵比寿アンニュアージュスクール第5回 講師姜尚中先生ご報告
    尾崎 (12/31)
  • パリっ子も「ノン!」と叫んだヴェルサイユと村上隆さんコラボ
    村石太マン (10/16)
  • 8月23日 恵比寿アンニュアージュスクールご報告
    さっちゃん。 (09/23)
  • 感動!日光「四代目徳次郎」の天然かき氷〜VOL2
    jinn (08/24)
  • 「やっぱりなぁ」と「それにしても」の7月11日参議院選挙〜7月13日
    (07/14)

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM