10月15日 恵比寿アンニュアージュスクール 第3回ご報告  講師前田日明さん


アンニュスクールも3回め。ひとつの形みたいなものが見えてきた。
ここでしか聞けない深いお話し。それは、時には講師自身が慟哭というほどの辛さを伴う真実である。
だからこそ、聞く側はまあくも含め胸打たれ、感動し、自分の体験を重ね、未来の示唆と出来る。
そして語ることにより、講師自身も慟哭の例え一抹でも昇華できたことを確認する機会となる。
以前何人かのレポートに書いてくださっていたが、このスクールは生徒だけでなく、講師自身も
ひとつの段階を超えることの出来る場ではないか、と。




見事なオレンジ色のバラ-アサオカローズ様より



本日のドリンクは、サッポロネクターカクテルと サッポロゲロルシュタイナー



そして今回は、格闘家であり話題の格闘イベント「ジ・アウトサイダー」主宰の前田日明さん。
前田さんはまあくとは20年以上前からの友人だ。若い頃など何かと文句があると「前田、どう思う?ムカつかない!?」などと、深夜であろうが時間かまわず、こちらが言いたいことだけ言う電話をかけていた。
さすがに近年はまあくもオトナになり、そうそうムカついてられないし、そんな遠慮のないことはしないが、もしも、例えば大きな悲しみなどがあれば、今でも時間かまわず電話できる友人は、前田さんと、もう一人くらいだろう。





娘たちが小さい頃から知っているから、何かと面倒も見てくれて、次女などは、まあくがご飯作れない時に、ご飯に連れてってもらったことも度々あったようだ。
今では20歳をとおに過ぎて、いっちょまえになった次女のボーイフレンドを、前田さんは歴代識っていて(笑)、その都度次女に、「あの男はどうにも頼りないで」など、次女の怒りをかう発言で、“うるさいおじさん”(笑)的存在だ。
まあく的には、娘たちを心配してくれる“前田おじさん”は頼もしい存在なのだが。






そんな親しい前田さんでも、今回はその心情おもんばかると、どこまで聞くことが出来るか、を悩んだ。
というのは、15日のスクール前日に、前田さんのお父様のご葬儀があったからだ。
新聞でごらんになった方もいらっしゃると思うが、まあくは12日に前田さんからの電話で知った。
そんな前田さんの状況で、「親という存在」のテーマは、酷ではないか。
しかし本番当日の朝、東京に戻ってきた前田さんと電話で長時間話して、今お父様のお話しを聞くことは重要ではないか、と確信した。お父様の面白エピソードはこれまでも「アンニュアージュトーク」で何度も披露していただいていたが、その破天荒なお父様の生き方が、格闘王前田日明の形成にどれだけ大きな影響を良きも悪きも与えてきたか、もっともっと深い部分を識る機会に違いなかった。




そして語られたお父様のお話は、壮絶としか言いようがない。それらに対峙する前田さんもまた壮絶である。そして改めて前田さんの器量の大きさを認識した2時間となった。
父母が離婚して、何故前田さんは父親の元に付いて行ったか。そのエピソードは号泣ものだが、前田さんは笑いさえ誘う語り口でさらりという。まだ中学1年生の子供の選択とは思えないことを。
そして、遠く離れた母に対する愛情と執着。お母様にとっても、それは同じで、だからこそ、大人になって立派になった前田さんから発せられたきつい言葉に、前田さんにさえ計り知れない絶望を感じたのだろう、自殺未遂という答えを前田さんにつきつける。お母様は奇跡のように回復されるが、それからの前田さんのお母様に対する献身はけなげだ。


高校生の前田さんを一人残して、韓国に働きに行く、と言ったまま帰らぬお父様を待つ孤独。ご飯を買うお金もなくなって、飯場で肉体労働。「ご飯はいっぱい食べられるし、まあええかなあ」って、前田さん、まだ高校1年とかなんでしょ?!
もちろんそんな話しも過去に聞いてはいたが、ほとんど不良少年たちとの爆笑エピソードメインだったから、改めて驚嘆感心する話しが次々溢れ出る。でも本人いたってさらりと言うところがまた凄い。
格闘家として名を成してから、父親とともに突然現れた弟くん。彼の将来さえも案じ、“逆勘当”したという父親共々面倒見てしまう前田さんの懐の大きさ、優しさは、まあくにはとてもできるものではない。







「普通は、生まれてから死ぬまでが自分の人生と思っている。俺は、生まれる前から、そして死んでからも自分の人生だと思ってる」それは、信じている、とかではなく、それが事実だから。なのだそうだ。
前田さんはあれでたまに凄い説得力のある言葉をいう。それが事実なら今生きてる現世という中での自分の行いは、壮大な人生のほんの一部に過ぎない。だからこそ、どこまでもある人生を心地よいものにするためには、赦す、という“信心”が生まれるのだろう。それは、儒教の精神にも結びついている。

そして、自分自身に言い聞かすように、それでもお父様を理解する部分はある、と。在日という出生、若い頃に怪我をした身体のハンデもあり、あの時代の日本でどれだけ若き日の父親の人生が険しいものであったか。だがしかし、前田さんは言う、被害者の立場だけにカテゴライズされるような、そんな単純な形式として自分は決して見ていない。


また、前田さんの読書家としての資質はこの方から受け継いだのだろう、というお話しもあった。お祖父さまは混迷極める世の中で学究の徒であったそうだ。前田日明の日は、師、曰く、の日。明は天から光明が差し、新しい扉が開かれる、という意味があるとか。この名もお祖父さまがつけた名だ。
晩年、病に伏したお父様に、懸命になってあらゆる治療や薬を調べたり買ったりしていた前田さんをまあくは識っている。
前田さんの今の思いを計り知ることは、まあくなんかに出来ないが、前田さんがいかに“家族”を愛したか、愛しているか、が心底よく解った
前田さんのお父様に合掌。



今は4歳になる男の子がいる前田さんに、前田流子育てのお話も伺った。毎日ジャンプの練習をさせているそうだ。
???なんで?大きくなったら自衛隊のF何とかのジェット機のパイロットにしたいから、って。民間機でいいのに、ったら、そのジェット機に自分が乗りたいから、って。なんやそれ!(笑)


前田さんが格闘技と出会わなければヤクザになってたかも。立派になって良かった。(まあくはもうお母さん的な気持ち)
だからこそ、不良少年たちが未来に向かって戦える場となる「ジ・アウトサイダー」を創ったのだ。タトゥーいっぱいの少年たちを今前田は過去の自分をどこか重ねて見ているのではないか。そんな温かい眼差しがあるからこそ、熾烈なリングが誕生したのだ。前田日明にこそ実現出来たリング。これからも観て行きたい。

最後に、前田さんが、今一番好きな言葉としてホワイトボードに書いたくれた
「平等という卑しい者たちが抱く幻影は、実際は、高貴な者の間にしか存在しない」
(何にも努力もしないで、平等平等と叫んでいる者には、平等なんか存在しない、平等と言えるものは、努力をいとわない者(高貴な者)こそ言える言葉である〜と)






 
今回もレポートいただいた方、ありがとうございました。ユニークなレポート書いて下さった
2名様の発表は、マークアイHPにて11月中旬予定です。
前田さんとまあくとで全て拝見させていただきます。締め切りまだですので、
ぜひ皆さんレポートくださいね。


レポート優秀者2名様に贈られるコーセー化粧品セット
【薬用 雪肌精、モイスチュアスキンリペア、エスプリークプレシャス 
モイスチュアライジングベースUV、ドラマティカルベールリキッドUV、
エクストラモイストリタッチ、ドラマティカルベールパクトUV、ファンデーションケース、
ファンデーションスポンジ】


6回講義全出席者から抽選で5名さまに贈られる、講師全員のメッセージ入りサイン。
3人目の前田さん、入りました



終了して、ホッ!


あるメンバーが今回のレポートに、こんなことを書いてくださいました。
「“親という存在”という切り口だからこそ入り込める、生や死のこと、アイデンティティーの問題そして宗教観まで。おそらくいずれかを年間テーマとして掲げていたら、参加する人も重苦しく落としどころのない議論になる。が、誰にでも親がいる、でも愛し方も愛され方も違う。
だからこそ自分と照らし合わせて考えることが出来る。」


「親という存在」という今年のテーマは、まさにそういう思いで決定しました。


次回、11月27日、第4回でまた皆様とお会い出来るのを楽しみにしています。



まあくまさこ


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