12月11日ー恵比寿アンニュアージュスクール第5回 講師姜尚中先生ご報告

早い!第3回前田さんが10月15日にあって、第4回吉川くんが11月27日に終わったと思ったら、もう12月11日の第5回の姜先生だ。



その間「ふたり亭VOL1」の本番やったり「YEBISU亭第33回」の準備に追われていた。その上に、スクールメンバーの管理をしていたうちのスタッフのOが「お父さんが入院したので休みます」のメール一本で、それっきり電話にも出ず、事務所に来なくなってしまったという事故もあり。

結果、スクールメンバーの皆様、マークアイ会員の皆様には、何かと連絡関係不手際があったこと、この場を借りてお詫びします。

本当に申し訳ありませんでした。

 

Oについては以前から、大事な日に連絡もなく休んだり、初歩的なミスがあまりに度重なったりしていた。失敗隠してそのまま放置するため余計に被害が大きくなる、の事態も発覚した。このままではマークアイの信頼にかかわると判断し、まだ試用期間でもあったことだし、辞めてもらう旨を伝えた。もちろんその際に、1ヶ月でもそれ以上かかってもいいから、新しい人に引継ぎだけはきちんとしっかりやってね、と頼んだ。その翌日の「お父さんの入院」だったのだ。

 

前々回の前田さん、前回の吉川くんのスクールで、「人を赦す」ということを教えてもらった。でも人間として責任感が全く皆無の者に対して、赦すという気持ちには早々なれなかった。が、前田さんと吉川くんに、「そういう奴は世の中に沢山いる、これまでそんな奴と出会わなかったまあくはラッキー」ぐらいの勢いで慰められた。
それに、Oのフォローとお詫びに、メンバーの何人様かにまあくが電話したら、「まあくさんからわざわざお電話いただくなんて。これからも楽しいステージを創ってください。応援してます」と、お怒りの言葉を覚悟していたのに、反対に励まされた。泣きたいほどありがたかった。マジ、スクールメンバーの皆様、マークアイ会員の皆様、愛してます。

まわりのみんなにも助けてもらったし、窮地の中にも、改めてまあくは幸せものだなあ、と感じたりもしたことだった。

 



そして、今回姜先生のお話しで、そんなん小さいこと(日が経つほどかなり被害は大きいと判明したが)もっともっと大きな心で世の中を見ていくことを教えてもらった。

「すべての業(わざ)には時がある」

姜先生がホワイトボードに書いてくださった。聖書から引用したという、先生の座右の銘だ。



物事すべての出来事、森羅万象にはすべてがある、時がこないことには、いくらアセッても無駄、ということだ。

いやな思いも、それが時の業なら仕方ない。それに、その原因は少なからず自分にもあり、身から出た錆的な部分も無きにしも非ず、ということも"に含まれているのだろう。

のっけから、学んだなあ。

 

そんなスタートから、本題は、先生の今年出た著書「母〜オモニ」から色々伺うことになった。


まあくが姜先生を知ったのはテレビの討論番組だったが、本当に先生を識ったのは先生の自伝である「在日」を読んでからだ。そして筑紫さんに頼んで、テレビ朝日の楽屋で、姜先生を紹介してもらったのだった。4〜5年以上前のことだ。

「在日」を読んでの感動は、今も覚えている。それが元になっているという先入観で「母〜オモニ」を読んだが、それは、まるで別個のものだった。


2年半くらい前か、先生からも「小説」として書いている、と聞いていた。確かにモデルは先生のお母様であり、先生のご家族であるが、それは見事に完成された「小説」だった。

「在日」にはない俯瞰からの目もあり、展開も読み物としての面白さに満ちていた。そして小説でこそ描ける、自伝では吐露出来得なかった、お母様への想いが溢れていた。

作家は「エッセイ」では本当のことを書き、「小説」では作り物を書く、と思われている。が、けっこうそれは反対なのだ。これはまあくも「ビューティービジネス」という業界誌で、長くエッセイを連載させていただいてるから判るのだが、真実を、微妙な罪のない嘘を入れて書くときがある。例えば自分の体験談を、聞いた話しだが、みたいに。それは確かに嘘の話しではない。

もちろん自伝にはそんな嘘はないが、小説こそ作家の真実の本心が映える。

多分先生も、お母様が亡くなって、想いのたけを筆に託したのではなかったか。「小説」として。



「母〜オモニ」は半分が真実で半分は僕の創作です。実はある女の一生を書きたかった。

柔らかい物腰、心の底に響くような低い声、いつもの先生の丁寧な口調だ。

そして、「僕はマザコンなんです!」って。ぶっちゃけ男はみーんなマザコンですよん(笑)

「息子として、母には女ではなく、いつもいつまでも母でいてほしい」
はい、前田さんもそうでした。先生一挙に十代のような笑顔。

母の振幅の激しさは、今思うとつくづく民族性だと思う。

それは実際に先生がお母さまの生まれた故郷を訪ねて確信したことだった。

明日死ぬかもしれないという脈脈と続く国の状況を鑑みると、「今日やれることは今日やる」的な焦燥感、それはある一方では驚くほどノー天気な考え方になったりもする。まさに今のソウルに行くとあまりにも速すぎる国の発展にそんな民族性を感じ、そこに一抹の不安を感じることもある。

と、話しは家族単位から国単位のお話しに発展する。

 


15歳かそこいらで、世間知らずなお嬢さんが、たったひとり父を頼って日本へ嫁いで来て、母はどんどんしっかり者になったが、本質はとても弱い人だったのではないか。

しっかり者にならざるを得なかったお母さまの人生は、激しく一途でとてつもなく優しい。

お母さまは文字を読めなかったが、だからか、聞くという感性が飛びぬけて優れていた。日本の言葉も、歌も、すぐ覚えてしまったという。読む、ことや、見る、ことは常にそこに真実だけではない余計なものも混ざる。

これも聖書からですが、と、予言者の話しがあった。偽者の預言者はみんな「神を見た」というが

エゼキエルなど真の預言者は「神の声を聞いた」と言った。すんごい興味深い。「百聞は一見にしかず」と真逆の話しだが、「聞く」ことのほうが確かに深いように思う。だって人に対して大切な思いやりのひとつは「聞く耳を持つ」だもの。まあくの苦手とするところ。大反省。

お母さまの数々のエピソードに、お母さま独特の才能、才覚が判って、どんどん興味深い話しが広がっていく。


ご両親ともいつも忙しくて人の出入りも激しく、落ち着いて親子だけでの食事などしたことがなかったが「いつも無条件で愛されている」という実感はあった。この実感って、凄い大切だ。

いつも可愛がってくれて広い世界を教えてくれたおじさんもいた。自分の今があるのは、多分にこのおじさんのおかげ。と、現代の「子育て」ならぬ「孤育て」への警鐘も。

そんな子供の頃の話しから、小学生の頃の初恋の人黒木さんのお話しも出た。ほのぼのとした、しかし結末はあまりに美しすぎる悲劇だった。20歳から歳を取らないなんてずるい、とか、永遠に届かない、なんて、今だ悔しそうな顔で文句言ってるし。先生余程黒木さんが忘れられないんだ。姜先生のまさに意外な一面だった。

意外といえば、先生が野球少年で、でもそれはお母様の希望から、というお話し。


日本で出世するには野球選手が一番と、忙しい母が野球だけは観戦しにきてくれたのだが、そんな時に限ってミスしてしまう。いつも、「どうぞボールがこっちに来ませんように」と祈っていた(爆笑)

だから、叶わなかった親孝行が、野球選手になって最初の給料をお母さまに渡せなかったこと。日本一有名な政治学者になってなお、男の子の、お母さまの期待に応えられなかった感、泣ける。

「最後まで母は僕が野球選手にならなかったことに文句言ってました。野球やってたら星野さんみたいになれたのに、って」(笑)


「おなごでも勉強すれば男と同じようにやれる」それが、学校に行く機会を失って学ぶことが出来なかったお母さまの口癖だったが、すでに時代はそうなっている、と。

先生が東京に出てからも、お母さまとは手紙の交信は一度もなかった。「実は僕も手紙に書いて言いたいことがいっぱいあったが、誰かに読んでもらうと思うと書けなかった。母も誰かに書いてもらう、ということも一切なかった」

でも、お母さまにそんな術がなかったからこそ、先生は素晴らしいものをお母さまからもらったのだ。お母さまが亡くなられる前に、先生へと宛てた声のメッセージだ。

こんなにこんなにストレートに愛されて、本当に本当に羨ましい。

何故まあくはいつも濃密な親子関係に惹かれるのか。その答えはぜひ次回最終回に、メンバーの皆様と一緒に出そうと思っている。

 

最後に皆さんからの質問に、姜先生にお答えいただいたものを、まとめました。

 

*子供は自分を肯定することで、初めて批判出来る眼をもてる。

*親子関係で大事なことは

「自己肯定」

「承認すること」

「自分の存在がないと思うより、憎まれてるという思いでも、まだ持ったほうが良い」

「親が聞く耳を持っている、という確信を持てる」

「坂口安吾の言葉で親はあっても子は育つは、もうひとつの真理」

 

*僕の両親の一番立派なところは、一切人を裁かなかったこと。今の世の中は全て評価という名で裁いている。自分も今大学で学生たちを評価しなければならない。それが何とも嫌だ。


以上、2010年最後の、姜尚中先生のアンニュアージュスクールでした。

最初のほう、ついつい長いイントロ書いちゃって、えらい長いご報告になってしまいました。

すみません。

皆さんのレポートもお待ちしています。姜先生共々拝見させていただきます。

締め切り、正月はさむので、来年の6日まであります。


というわけで、また来年、皆様の元気なお顔を拝見できるのを楽しみにしております。

吉川晃司氏のレポート優秀者は、新年早々に発表しま〜す!!

どうぞ、皆様、良いお年を〜!

「アサオカローズ様より」

「螢魁璽察射佑茲蝓

  * 薬用 雪肌精(化粧水)

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   (ファンデーション)

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   (化粧下地)

 

「サッポロビール衢佑茲蝓
 CREAMY WHITE      GEROLSTEINER


コメント
まあく様
はじめまして…
今年のアンニュアージュスクールに参加させて頂き講師の先生方は魅力的な方達ばかりでプラスまあくさんが、とても魅力的で回を重ねる毎に年齢を重ねた時にまあくさんのようにチャーミングな女性に慣れたらいいなぁと思います。
つい先日、まあくさんをおみかけし握手してもらおうかと思いましたが、恥ずかしくてお声をかけれませんでした。
今度お会いする事がございましたら宜しくお願い致します。

1月の最終回を楽しみに毎日の仕事にも励んで頑張ります。
まあくさん、来年もどうぞ楽しい企画を提供して下さいませ。大阪より駆け付けます!!
そして、まあくさんに幸せな事が沢山ありますように…

  • 尾崎
  • 2010/12/31 1:27 AM
尾崎様

毎回大阪からおいでになってたのですね、感激!です。ありがとうございます。皆様の応援のお声がまあくの一番の励みです。
昨年は辛いこともあった年末でしたが、皆様のおかげで、幸せな暮れでした。
次回は、ぜひまあくにお声かけてくださいね。まあくからもぜひぜひご挨拶したいです。
今年もよろしくお願い致します。
尾崎さんも幸多い年になるようお祈りしています。
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