3月14日  東日本大震災

ニュージーの大震災に続き、何と今度はわが国で未曾有の大地震がおきた。

東北地方を中心に、太平洋沿岸地域が壊滅的な被害を受けたのだ。

3月11日、東京での揺れもかつてないほどの激しいものだったし、その後の混乱も酷いものだったが、刻々と報道される被災地の凄まじさを識るにつけ、東京の被害などさしたるものではなかったことを思い知る。

今朝の新聞には死者は万人単位という見通しが出ていた。安否確認の出来ない人の数が未だ1万2000人以上というのだから。

何て痛ましいことだろう。余りにも多くの人たちが愛する人を、家屋を、全てを失ったのだ。

被災された皆さんには、心からのお見舞いをしたい。新聞やテレビ局でも義援金を募っている。

せめて今出来ることが寄付なら、出来る限りの寄付をしたい、日本国民全員がそう望んでいる。いや世界中の人たちも、だ。実際世界各国からの支援物資も続々と届き、救援隊も次々と被災地に到着している。どうぞ希望を捨てないでください。

 

そんな、何とか乗り越えようという必死の祈りと願いの中、

また恐れていたことが起こってしまった。福島原発の惨状である。

昨日の1号機の水素爆発に続き、今日また3号機が爆発した。それも1号機よりも何倍もスケールの大きな爆発である。

昨日から、東電の原子力保安院とかの代表が会見しているが、何言ってるかわかんないボソボソしたしゃべりの不安そうな眼をした人、やたら声は大きいが「えー」とか「あー」とかばかりの人、やたらきょどってる人、そんなんばっかり5人並べて、何かと言うと「確認中」。結局みんな呆けた顔して、要領の得ない受け答えをしている。そんな人たちの訳わからない説明聞いて、「落ち着け」だの「人体に影響は少ない」などと言われても、誰が落ち着けるのか。

その後も次々入れ替わり立ち代り出てきては「確認中」。その誰ひとりとして理路整然と明確な事情説明をしてくれる人がいない。信頼という感情が、欠片もわかない。

あげくは「想定外」だと。原発に想定外なんて、あってたまるか。それでよくこれまで「安全だ安全だ」と繰り返してきたものだ。

計画的停電の発表にしてもそうだ。これら全ての対応のまずさよ。こういう人たちが原発稼動の責任者代表なのか、と寒気がしたのは、まあくだけだろうか。

 

これほどの地震国日本と原発との共存は、どう考えても無理がある、という声は、もうずーと前からあった。

阪神淡路大震災の教訓をこの国は全く生かしていなかったのか。あの時も心ある人たちは「これが東北地方だったら、原発銀座と呼ばれる福島原発はどうなるのか?」

と、警鐘を鳴らしていた。

筑紫さんも原発については不安を語っていた。

大体日本は水力発電と風力発電でかなり補えるはずだ、と。そして、原発は原爆より怖い、原子爆弾はボタンを押す、という意思が必要だが、原発事故は何の意思もなく起こりえる。逆説的に、そんなに安全というなら、東京の埋立地にでも原発を造ればいい、と。

昔々からそうだった。竹村健一さんあたりが詭弁を弄して、原発を憂う心ある人たちを変わり者扱いにし、マスコミもそれを許してきた。TVで「原発が危ない」と言えないのは、大きなスポンサードのひとつが東電だからだ。

筑紫さんもそこにじくじたる思いがあったはずだ。

 

そう言えば筑紫さんは、長く電力会社に勤めていたお父さんの話しを全然しなかった。

郷里の日田でお医者さんをしていたお祖父さんの話しはよくしてくれた。

好奇心旺盛の魅力的な人物で、とにかく面倒見がよくて、お祖母ちゃんに薬を鉢で作らせて、みんなにあげていた、とか、家には往診に行くときの籠があって、村のみんなが担ぎに来る、とか、楽しそうに話していた。筑紫家は医者と記者が出て、いないのは芸者だけ、なんて。筑紫家は隔世遺伝の家系だね、筑紫さんはおじいさんに似たんだ、って、まあくが言ったら、そうかもね、って嬉しそうだった。

そんな関係ないことまで思い出したら、この惨状を筑紫さんが見たらどんなコメントをするだろう、と考える。

 

これも何年も前のことだ。「週間金曜日」で原発のメンテナンスのずさんさ、の特集をやっていた。チェックするスタッフが、トンカチだのペンチだの工具が、精密なに部分の”中”にごろごろ転がっているらしい。社員にはそんな“危険な仕事”させられないから、報酬次第で何でもやります、というアルバイトを高いバイト料で雇って、そういう重大な仕事をさせている。でもみんな責任ない人たちだから平気で工具を忘れてくる、みたいな、まるで冗談みたいなことが書かれていて、ゾーとしたことを覚えている。そうだ、その「〜金曜日」の雑誌を、読んでごらん、とまあくにくれたのも確か筑紫さんだ。

ついでに、これも随分以前の、こんなことも思い出した。シティーボーイズが、原発を稼動している会社の、あまりに稚拙な日々、のコントをやっていた。皮肉な笑いが満載の秀逸な舞台だった。どちらも世間的にはあまり評判にならなかったが。

でも昨日の5人組を見てると、「〜金曜日」の記事もシティーボーイズのコントも、凄くリアルに思える。

 

昨日鈴木耕さんという方のコメントをネットで偶然見た。まあくもこれまで知らなかったが、長いこと原発について取材している仙台在住のジャーナリストで、実にまっとうなことを言っている。

こういう人をまあくは今まで知らなかったのが恥ずかしい。

鈴木さんは言う。それを放置したのは誰だ、おまえたちだ、そして自分だ、と。

確かに、どれほどの大震災がきても、のうのうと原発を造り続けることを、ノー天気に傍観していたのはわたしたちだ。

 

日本にあるすべての原発を失くせ、とは言わない。だが、もうもう原発は1基でも少なくして行こう、という努力はぜひものではないのか。

今回の規模の地震が御前崎にある浜岡原発を襲ったらどうなるのか?!

東京だって目と鼻の先だ。東京住民も、被災者にして被曝者となる

クリーンで安全、の原発神話がここに崩れ去ったことを、肝に銘じるべきだ。

 

ここ1週間の新聞を捨てないでおこう、と思う。

「原発爆発」「高濃度放射能放出」を見出しに掲げる新聞を、しっかりとっておこうと思う。

この何日間の不安と恐怖と後悔を、絶対忘れないでいたいからだ。

 

世界中が見ている。

もうもうと煙を上げる原子炉は、これまで何も真剣に原発のことを考えなかったわたしたちに、最大の試練をつきつけている。

 

 

 

東京だって目と鼻の先だ。東京住民も、被災者にして被曝者となる

クリーンで安全、の原発神話がここに崩れ去ったことを、肝に銘じるべきだ。

 

ここ1週間の新聞を捨てないでおこう、と思う。

「原発爆発」「高濃度放射能放出」を見出しに掲げる新聞を、しっかりとっておこうと思う。

この何日間の不安と恐怖と後悔を、絶対忘れないでいたいからだ。

 

世界中が見ている。

もうもうと煙を上げる原子炉は、これまで何も真剣に原発のことを考えなかったわたしたちに、最大の試練をつきつけている。

 

 

 


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