4月11日

 

平井憲夫さん、鈴木耕さん、上杉隆さん、そして、藤波心さんへ

 

(ビューティービジネス連載「まあくのウオッチング」5月号掲載原稿)

 

 

                      まあくまさこ

 

 

2011年3月11日、日本の3.11は、今後ニューヨーク9.11と同じ歴史的重さで世界に語り続けられることだろう。

それは未曾有の天災から、恐るべき許されざるべき人災として、日本が世界中を最悪の混沌の奔流に巻き込んだ確固たる地位を確立して。

 

被災後今日で27日め、もう1ヶ月近くが経とうとしている。その間のこの国の有様は、まあくがここで書くまでもなく、皆さんもよくご存知のことだ。

まあくも、せめて自分に出来ることは?、被災者の皆さんに微力ながらも応援できることは何かと考え、行動もしてきたつもりだ。

しかし、東電、安全保安院、政府、原発学者たちを日々テレビで見ていると、そのどうにもかたづかない答弁の翌日に、必ず膨大な量の放射線物質が“拡散されてしまった”ことが発表される。その対処に、もういよいよなす術もなく、呆然と立ちすくんでしまう気分。

 

「元気を出そう日本!」とタレントたちが被災地に物資を届け握手して回る姿は立派だ。美談だ。避難所の皆さんの、一時にせよその笑顔は見ていてこちらも嬉しい。が、しかしあるワイドショーで女性作家が真実を言い放った。

 

「希望もないのに元気になれない!」

まあくも、これまで原発に何の関心も示してこなかった罪の一端を深く認識して、胸が張り裂けるほどの後悔の念に苛まされる思いでかえすがえすも思う、これが地震と津波だけだったら、これが天災だけだったら。

 

復興という文字は、もう目の前に見えたはずだ。

 

悔しい。大変な状況の中、せっせと作った野菜や果物、手塩にかけて育てた牛のミルク、それらを破棄しなくてはならない無念。今また漁場から高い濃度の放射線物質が出ている。この先何十年経っても二度と故郷へ戻れない、という地域も出てくるかもしれないのだ。今は土地の人々と共に、泣くしかないのか。悔しい。

 

だからこそ、これから、こんな悲劇を二度と繰り返さないために、泣くしかない、なんてこと二度と起こさないために、被災者への寄付や援助とともに、今わたしたちがやらなければならないことは、この悲劇の根本を追求することではないのか。今がその時期でない、と言うならいつがその時期なのか。どんな”結果”が見えたら動くのか。

 

これまで原発問題はマスコミのタブーだった。電力会社は巨大なスポンサーだからだ。心ある真実を語る人たちは、テレビからラジオから第一線から降ろされていく。

原発学者にしてもそうだ。まっとうな調査をする本当に優れた先生たちは、助教授にさえなれない、という組織が築かれている。

そんなこともこんなことも、テレビでは絶対言わない「原発の真実」は、雑誌や、インターネットで、もうすでに皆さんもごらんになっていると思う。

 

そこで、もう皆さんも気がついていると思う。

もう真実はテレビには、ない。大きな新聞も今や「大本営発表」のようだ、と。

 

“風評被害”と“世の中の混乱を煽るな”という錦の御旗に規制されたテレビや新聞を、それこそ“風評被害”(まさしく情報隠蔽のせいで外国人たちは本国から強制退去の指示を受けた)として読み、正しく恐れ、正しく防御し、正しく今後のエネルギーを考え、世界の中の日本としての未来を築くために、そして何より子供たちの未来のために、まあくはタイトルに掲げたこの4人の方々の活動を、メッセージを、知っていただきたい、とここに紹介する次第です。

 

まあくがしのごの書くより、その方々の書いている内容を読んでいただいたほうが真実を深く理解していただけるからだ。

 

 

平井憲夫さんは、すでにこの世にない。20年間原発作業員として従事し、14年前、被爆により癌に侵され亡くなった。彼が原発で働いた20年間から見えた真実を、ありのまま書いている「原発がどんなものか知ってほしい」という文章がある。それは今日の福島原発事故を詳細に予言していた、と言っても過言ではない。

 

鈴木耕さんは仙台在住のジャーナリストで長く原発についてまっとうな取材を続けている。14日の爆発直後に偶然鈴木さんの活動をインターネットで知った。何年も前から彼の書いている丁寧な取材に元づいた正確な恐れは、残念ながら今回福島で現実となった。

 

上杉隆さんもジャーナリストだ。BS朝日のキャスターやラジオのパーソナリティーをやっていらっしゃった。

いらっしゃった、と過去形になったのは、上杉さんが東電や政府の情報統制を懸念し、テレビや大新聞記者クラブの原発報道のあり方を言及したことで、スポンサーからクレームがついてTBSのラジオ番組を降ろされたからだ。

BS朝日のほうも同じように、原発にまともな危惧を持つ人を番組のゲストに呼んだ、というかどで、上杉さんを降ろせとスポンサーである電力会社関係からの指令があったそうだ。が、担当プロデューサーが、反対にその電力会社にスポンサーを降りてもらい、番組は今もスポンサーなしで続けている。BSの小さい番組だからこそ出来たのだろうが、プロデューサー氏も立派だ。地上波なら不可能だし、地上波にそんな腹の据わったプロデューサーもいない。

フリーのジャーナリストで組織する自由報道協会の仲間たちと、度重なる圧力を受けながらも真実の報道を追及していらっしゃった。

 

また過去形になってしまったのは、今上杉さんのホームページに、”無期限休止活動のお知らせ”が出ていたからだ。

東電から莫大な広告費を貰って何も発言出来なくなってしまった日本のマスコミ関係、特に記者クラブは許せないが、もう抗う術も尽きた、みたいな言葉も残していらっしゃる。反省顔の鳩山前首相も列席している、上杉さんのシンポジウムなどもぜひごらんください。

 

そして最後に紹介するのは、14歳の中学2年生。美少女アイドルの藤波心(ふじなみこころ)さんだ。彼女のブログは若い皆さんにも評判になっているからご存知の方も多いだろう。まあくもそのブログの内容を読んで驚いた。

 

「批判を覚悟で」というタイトルにつづられた14歳の素直な疑問は必見だ。

 

この4人のメッセージをインターネットでぜひぜひご覧ください。

 

本物の復興を、日本の明日を見るためにも。



 

PS

他にも

*武田邦彦先生のHP

*ドイツ在住の方のブログ「ドイツ たった一人の自分のためにできること〜ドイツ25万人の反原発デモ」

*映画「ミツバチの羽音と地球の回転」(渋谷ユーロスペース〜4月16日〜)素晴らしい映画です。

*ロイター発ー特別リポート;地に落ちた安全神話ー福島原発危機はなぜ起きたか

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20331720110330?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0

 

 

 

本日、4月10日(日)、ツイッターのよびかけを見て、高円寺での「原発反対デモ」に行きました。今自分に出来ることは?を考えて、義援金募金もさせていただき、東京に住む被災者の親戚の方々に、微力ながら応援させていただき、チャリティーイベントを企画し、その流れで、このデモに参加しました。

2時、高円寺集合とありましたが、まあくが都知事選投票の後、高円寺に着いたのは2時半ごろでした。駅そばの公園にはもう溢れんばかりの人々が集まっていました。

普段は、まあくと同じ、デモに参加するなんてこと全く考えてもいなかった人たちが、

福島の現状、それでもまだ原発を造り続けるというこの国の体制、原発事故についての進退をほとんど何も報じなくなり、恐ろしいほどの数値と新たに規制された食品の名前を淡々と発表しているだけのテレビ、等々、そんな諸々に、もうもうたまりかねて集まってきた、という皆さんです。普通に普通の感じの人たちがほとんどでした。

1万人か1万5千人か、ひょっとしたらそれ以上の人たちが行進しました。

子供連れや赤ちゃん連れのファミリーも多く、なごやか、とでもいうような行進でしたが、警官の姿が異常に多く、その警官の数の多さに、こういう場が初めてのまあくは最初少し不安に思いました。

でも皆さんゆったりと、警官の誘導に従って、斉藤和義さんの「ずっとウソだったんだぜ」を流したり、「原発はいらない」「子供を守れ」と、リードのリズムにあわせて行進していました。

ただ、今回企画した皆さんもこれほどの大勢の集まりになるとはおもわなかったせいか、慣れていないせいか、せっかく集まった多くの人々の切な思いをひとつにまとめて、世の中に上手くアピールできなかった感も若干あり。大変だとは思いますが、所謂まあく的に言うと“仕切りが悪い”のがちょっと残念ではありました。

ともあれ、高円寺商店街の有志(と聞きました)の呼びかけに、これほど大勢の人々が集合した、ということはとても意義あることだと思います。

多分この集会は、テレビでは一切報道されないでしょう。各局ワイドショーも、この連日に違わず避難所にまんじゅう配って「頑張って!」と握手する、みたいな有名人の姿や、「被災者の皆さんに心をこめて歌います」みたいな募金集めするタレントさんたちの姿を延々と流すのでしょう(もちろんそれもとても大切なありがたい崇高な行為ですが)

そしてゴールデンタイムは面白特番バラエティー満載です。

福島原発事故は未だ収束出来ず日々放射能を垂れ流している現実、また新たに同じような人災が他の原発で起こりえる危惧(今なおしょっちゅうピンポン!と各県の震度00の地震速報が出るのに)、それらのことをテレビは、もう皆さんあんまり考えないで下さいね、みたいな勢いです。日々放射能の数値は驚くほどに上っていても、どんどん安全数値が緩くなっていっても。

「ただちに影響はない」といい続ける報道にとっては、こういう出来事(反原発デモ)は、なかったもの、なのでしょう。

東京都知事選の結果が、今、早々と出ました。今はまだわかりませんが、もしこの期に及んでも投票率が低かったら。またひとつ希望は消えます。

 




4月10日
高円寺に続々と人々が集まってきていました


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いよいよ行進がスタートしました

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異常に多い警官の数

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何だか警官だらけです

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高円寺駅まわりを三時間ほどかけての行進

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沿道で見ている人たちも「原発とめろ!」「海を汚すな!」「山を汚すな!」「日本を汚すな!」「世界を汚すな!」と行進する人たちに合わせてコールしていました。

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五時半頃ゴールの高円寺駅前広場でお出迎え体制の、
すごい数の警官隊の皆々様



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