まあくのカンゲキノートVOL.12(舞ランド誌連載より)

「美術館の一分、はないのか?」

 12月24日、日曜日のクリスマスイブ。
「大エルミタージュ美術館展」が今日で終わ
りと思い出し、急遽上野の東京美術館に滑り
込み。ヤな予感通り、チケットもぎるのに
10分待たされ、のっけから、宗教画の段階
から、絵の前の人だかりは動かない。人の頭
越しにしか作品みることが出来ないのだ。こ
の状態、最終日だから、と言うわけではない。
とにかく大きな美術館展、何だか皆さん好き
なのだ。例えば「ルーブル美術館展」とか超
有名どころの画家名前冠展、とか。曜日と時
間選ばないと、けっこうこういう目に合う。
普段、街のギャラリーにどんなに素敵な絵が
かかってたって、素通りして行くのに、こう
いう“イベント”になるとやってくる絵画
ファンが溢れている。こんなあさましい絵の
見方するのはヤダから出直したいのやまやま
だが、ひたすら隙間鑑賞で我慢。モネ、ルノ
ワール、ユトリロ、などは、もうとにかく皆
動かない。今回のフライヤーのアイキャッチ
にもなってるゴーギャンの「果物を持つ女」
など、人だかり一塊ごと動かない。
 一瞬フェルメールかと驚いた、ピーテル・
ヤンセンス・エリンハという画家の「オラン
ダの室内」なんて凄い興味深い絵があった。
あまり人だかりもなかったのでじっくり鑑賞
できたが、あとはもう実際にエルミタージュ
美術館に行きますから、って感じ。
 サンクトペテルブルクまで行かなくても、
何百分の一の作品点数にせよ、その凄いコレ
クションの片鱗日本で見られるのはカンゲキ
だけど、こんな風に絵を見るのは、やっぱ違
う。と思う。
 帰り、西洋美術館のあの前庭に、ブルーの
イルミネイション。ロダンの「カレーの市民」
や「考える人」が六本木のオブジェみたくなっ
てて一瞬たじろいだが、しばし呆然とみてて、
これもアリかな、とある意味カンゲキ。カレー
の市民の、“行き先”は変わるけど。
 先月目黒の東京都庭園美術館でみた「アー
ル・デコ・ジュエリー宝飾デザインの鬼才シャ
ルル・ジャコーと輝ける時代」内容云々より
この美術館とアールデコという相性がぴった
し。建物自体が元々は宮家の邸宅、こじんま
りしてて、その名のとおり建物取り囲む庭園
が気持ちいい。まあくの自宅近所でもあり、
展示が目当てでなくても、ふらりと行っては
その環境にカンゲキ。いつも程よい人出だし。
ちなみに「アールデコ〜」は新年1月14日
まで。美術館前のカフェレストランは最近和
風になって、ランチが人気。
 美術館最後は六本木ヒルズ53階森美術館
の「ビル・ヴィオラ;はつゆめ」キャッチコ
ピーは{現代ヴィデオアートの第一人者、
「ゆめ」の全貌}確かに面白いゆめのような
ヴィデオ作品の数々だった。、中でも秀逸は、
全く疑う余地ない絵画の人物が、実は実写で
あり、微妙に動く、という作品。これはずうー
と長いこと見てても飽きない、というより、
どんどん引き込まれていく。去年スペインの
バルセロナ現代美術館(MACBAマクバ)に行っ
た時、この手のアーティストの作品ほんとに
いっぱい見て、現代アートも面白いんだと気
付いた。でもビル・ヴィオラって知らなかっ
たから、カンゲキ。1月8日まで。
 大好評だったまあくプロディースの「MOON
GLADE〜VOL1」にゲスト出演してくれて、圧倒
的な存在感で魅せてくれた姿月あさとさんの
おしゃれなライブ「Night and Day」。会場は
雰囲気最高の銀座のレストラン。歌の上手さ
はもちろん、華やか、ゴージャス、おしゃべ
りはお笑い顔負けの面白さ、そして、カッコ
いい。身近に見る贅沢なステージで改めてこ
の人の魅力を思い知る。「MOON〜」公演でま
あくが詞を書いて姿月さんに歌ってもらった
「Dear My Friend〜友へ」を、ここでも歌っ
て下さったのだが、驚いたことに、その時お
客様たちが泣いていた。まあくもその姿見て
逆感動してしまったが、多分、まあくの詞云々
ではなく、姿月さんの歌唱の素晴らしさに皆
さん涙なさったのだろう。他にも「リベルタ
ンゴ」に詞をつけて歌ったり、と姿月さんの
歌に対する想いがこもったカンゲキひととき
だった。読者の皆さんも、今後はまめに姿月
さん情報チェックしてみて下さい。
 翌週12月14日には、同じ「MOON〜」で
スーパーバイザーとしてお世話になった小島
章司先生のフラメンコ公演「FEDERICO」に。
フェデリコ・ガルシア・ロルカの没後70周
年記念のステージである。先生のフラメンコ
は、とにかく凄い。鬼気迫るもの、宇宙的な
愛情、慟哭、歓喜、全て先生の踊りの中にあ
るのが見える。凄い人に色々無理言ってたん
だなあ、とカンゲキの後に反省。
 最後は、やっぱり映画でしょう。12月も
観ました、色々。名作「インファナル・アフェ
ア」のハリウッドリメイク「THE DEPARTED」
J・ニコルソンさすがだけど、やっぱ「イン
ファナル〜」は超えられなかった、別物かも
(1月20日公開)。中国、香港台湾、韓国、
アジア俳優結集しての映画は「墨攻」。主演
のアンディ・ラウ、超いい、凄い凄い良い
(新春第2弾の公開)。面白くて怖いドキュ
メンタリー映画「不都合な真実」皆都合のい
い嘘を信じたいだろうけど、これは観たほう
が絶対いい(1月20日公開)。そして、こ
れまあく的にはかなり好き、ペンギンミュー
ジカル「ハッピーフィート」ペンギンのタッ
プはかわいカッコイー。シーンひとつひとつ
にわくわくする。でも最後は深くて深くて、
悩むほど怖い(3月公開)。博物館の展示も
の全てが動き出すという、子供心には堪えら
れない「ナイトミュージアム」、でも期待し
たほどよりはイマイチ。ホント設定は最高で
す。それはそうと「カジノロワイヤル」そん
なにそんなに、いい?今記憶に残るのはJ・
ボンドのスバラシ過ぎるカラダだけですが。


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